へその緒が取れた後の消毒はいつまで!?取れる時期とケアや注意点!!

子育て
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へその緒が取れた後の消毒ってやる必要がある?!と気になっているあなた、へその緒が取れたからと言って、消毒をやめないでください!!

産まれたばかりの赤ちゃんのおへそにはまだ、ママと赤ちゃんをつないでいたへその緒がついています。

赤ちゃんのへその緒は根本がゆらゆらぐちゅぐちゅしてて、沐浴の時に「痛くないかな?」「変に取れたりしないかな?」と心配ですよね。

私も産まれたてのわが子のへその緒を見て、触ったら痛そうでこわごわ不安を感じながらお手入れしていたことが思い出されます。

これから、へその緒が取れる時期や、取れた後に消毒が必要な理由、また細菌感染の判断方法や、おへそトラブルまで、幅広くご紹介します。

この記事で、あなたと生まれたての赤ちゃんをより安全で快適に過ごせるお手伝いができると嬉しいです♪

へその緒が取れた後の消毒は必要!!乾燥するまで続けて!

生まれたての赤ちゃんのお世話、毎日お疲れ様です。

その中でも、沐浴後のバタバタなお世話の最後にへその緒の消毒…綿棒に血はついちゃうし、なんだか痛そうでこわごわケアをする日々…。

へその緒が取れた後は消毒から解放されて仕事が一つ減るぞーなんて、楽しみにしているあなた。

実はへその緒が取れ後もしばらくは消毒は必要ですのでその理由と、方法について解説させていただきます。

へその緒が取れた後も乾燥するまで消毒する必要あり!!

赤ちゃんが産まれて2~3週間がたちへその緒が取れると、「沐浴がしやすくなった、消毒からも解放された―♪」などと思いますよね。

しかし、へその緒が取れたあとも、まだ消毒は必要なんです。

へその緒が取れた後も消毒は必要なのね!

へーそーなんだー(なんちゃって…)

へその緒が取れた後、翌日にはかさぶたになって安心…とはいきません。

赤ちゃんのおへそがしっかり乾燥するまでは、細菌に感染しないように一日一回を目安に消毒をする必要があるんです。

しかし感染が心配だからと、頻繁におへそを触りすぎると、へその緒が取れた後の傷口が開いてしまい、かえって炎症を起こす原因にもなるので要注意です。

また、へその緒が取れた後の消毒は、おへそがしっかり乾燥するまで続けてください。

消毒をやめてもいいかを、自分で判断するのが心配な場合は、1か月検診のときに医師に相談するといいですよ。

へその緒が取れた後の消毒の方法とポイント!

では、実際へその緒が取れた後の消毒はどうすればいいか心配なあなたに、これからへその緒が取れた後の、おへその消毒の方法をご紹介します。

おすすめのタイミングは、沐浴の後の赤ちゃんの体がきれいな時です。

もちろん、消毒をするあなたの手も清潔にしてから行うようにしてください。

≪おへその消毒の方法≫

  1. 綿棒に消毒液を付けて、優しくおへそをポンポンとする
  2. おへそに空気をあてて乾燥させる。

汚れがついている場合は、水分を含ませた綿棒で優しく拭き、その後はしっかり乾燥させてください。

消毒するときも、汚れを取るときも、決して綿棒でごしごしこすったりするのはやめてくださいね。

おむつを折り曲げてあげると、乾燥しやすく、おむつとおへそがこすれてしまうことも防げるので、おすすめですよ♪

赤ちゃんのへその緒がとれるのはいつ頃?

赤ちゃんのへその緒、実は取れそうでまだとれていない…遅いのかな、まだ取れなくて大丈夫かなと心配にもなりますよね。

赤ちゃんのへそのっていつ取れるのかしら?

個人差はありますが、へその緒が取れるまではだいたい生後1~2週間です。

へその緒は、赤ちゃんが産まれてすぐにカットされ、カットされたへその緒の一部は赤ちゃんについたままになっています。

退院直後の赤ちゃんのへその緒は根本がぐちゅぐちゅやわらかくて、おむつ替えや沐浴のときに「どうしよう」とドキドキしてしまいますね。

でもだんだんこの柔らかい部分が、乾燥して茶色に変化してくると、ある日ぽろっと取れるその瞬間が訪れます。

沐浴後は、へその緒の根本部分をしっかり乾燥させて清潔に保ってあげることが大事です。

しっかり乾燥させてあげると、根元から徐々に取れていきます。

慎重にケアしすぎるとなかなか取れないこともあるので、2週間より遅くなってもあまり心配しすぎる必要はありません。

しかし、もし生後2か月を過ぎてもへその緒が取れないようであれば、一度医師に相談してください。

へその緒が取れた後に細菌感染!?その判断方法とは!?

赤ちゃんのへその緒が取れた後、ときどきおへその部分が黄色ブドウ球菌などの細菌に感染してしまうことがあります。

「えっ!おへそが細菌感染してしまうの?」と驚くかもしれません。

実は、へその緒が取れた後は傷口と同じような状態なので、細菌感染を起こしてしまうこともあるんです。

これから、細菌感染してしまっているかどうかの判断方法と、受診のタイミングをご紹介させていただきます。

赤ちゃんのおへその細菌感染を判断する方法!

細菌感染のなかには、臍炎(さいえん)・臍肉芽腫(さいにくげしゅ)と呼ばれるものがあります。

以下が赤ちゃんのおへそが細菌感染しているかを判断する方法です。

  • 匂いのある黄色い膿のようなものがおへその周りから出ている
  • おへその周りが赤い
  • おへその周りが腫れている
  • おへそを触ると泣いてしまう

このような症状が出ている場合は、臍炎(さいえん)・臍肉芽腫(さいにくげしゅ)といった細菌感染している可能性があるので、早めに病院を受診してください。

これから、それぞれについて詳しく解説していきますので、一緒に確認していきましょう。

臍炎とは一体どんな症状?受診は必要!?

赤ちゃんのへその緒が取れた後に、おへその傷口が黄色ブドウ球菌などの細菌に感染して、おへそとおへその周りが赤く炎症を起こして腫れてしまうのが臍炎です。

臍炎の症状には以下のようなものがあげられます。

  • おへそが乾かないで赤くグジュグジュする
  • 膿や出血がみられる
  • 触ると痛がる
  • おへそがむくんでいる

治療法はおへそを清潔に保ち、おへそが乾燥するまでよく消毒することです。

炎症がひどい場合は薬を使ったり、患部を切って膿をだすこともあります。

臍炎は悪化させてしまうと、炎症がお腹の中にまで広がってしまって、細菌が全身に回ってしまうとても怖い感染症です。

だからこそ、上記のような症状がある場合は、早めに小児科を受診してください。

臍肉芽腫とはどんな症状?受診は必要!?

臍肉芽腫(さいにくげしゅ)とはへその緒が取れた後にへその緒の一部残った組織が増殖してしまい、赤くいぼのような盛り上がりができてしまいます。

いぼのような盛り上がりがグジュグジュしたり、出血したりしてしまいます。

臍肉芽腫の症状には以下のようなものがあげられます。

  • おへその内部に赤く柔らかいいぼのようなしこりができる
  • 炎症をおこすとグジュグジュする
  • しこりは小さいものからおへそを覆ってしまうくらいまでまちまちの大きさ

このおへその内部にできてしまったしこりは感染しやすいため、触らないようにし早めに小児科を受診してください。

受診せず悪化させてしまうと、細菌が全身に回って肺血症を起こす可能性もあります。

治療法は臍肉芽腫が小さいものは硝酸銀で焼いて取り、消毒することです。

臍肉芽腫が大きいものは、臍肉芽腫の根本を糸でしばって血の流れを止めて切除します。

沐浴の後におへそを消毒して乾燥させて清潔にしていれば、1週間くらいで完治します。

臍肉芽腫には神経が通ってないので、赤ちゃんは痛みを感じないので、あなたも怖がらず安心して治療を受けてくださいね。

へその緒が取れた後に気になるその他の注意点

上記で紹介した臍炎や臍肉芽腫ではなさそう、と判断したものの、そのほかにも気になることってありますよね。

へその緒が取れた後に気になる「出血」と、「でべそ」についての注意点もさらにご紹介いたします。

注意点それぞれ確認して、しっかりと赤ちゃんのおへその状態を確認していきましょう♪

おへそから出血している場合は赤みや膿をチェック

へその緒が取れた後に、時々おへそから出血をしてしまう場合があります。

これはへその緒がもともと血管なので、血管がまだしっかりとじておらず、出血してしまうことがあります。

出血してしまった場合は、焦らずにコットンなどで優しく押さえてあげてください。

出血が続いたり、赤みや膿が出ていないのであれば、しばらく様子を見てあげてください。

へその緒が取れた後のでべそは細菌感染なの?

赤ちゃんのへその緒が取れた後、おへそが飛び出す臍(さい)ヘルニアといったものになることがあります。

臍ヘルニアとは一般的に言われている、でべそのことです。

上記でご紹介してきた細菌感染ではありませんので、安心してください。

へその緒を切ったあとになるので、へその緒の切り方と関係があるのかな?と思われがちですが、関係はありません。

では臍ヘルニアとは、一体どのようなものなのでしょうか?

臍ヘルニアは、おへそのすぐ下のお腹の中の腸などが、赤ちゃんが泣いたり怒ったりしてお腹に力が入ることで、腸などに押されて、おへそがボコっと飛び出してしまった状態です。

飛び出したおへそは、出たりもとに戻ったりします。また、指で押し戻して一時的にもとに戻すこともできます。

臍ヘルニアはだいたい1歳~2歳には多くは自然治癒します。

注意点としては、もし1~2歳を過ぎてもでべそが治らなかったら、手術が必要なこともあるので、小児科を受診してください。

へその緒が取れたあとどうしてる?大切に保管する!?

取れたあとのへその緒、あなたはどうしていますか?

また、「他の方はどうしてるんだろう?」ということも少し気になりますよね。

しかすると、あなたが赤ちゃんの頃のへその緒を見せてもらった経験があったりしませんか?!

実は、私も見たことがあります。そして、私は子供のへその緒も産院でもらった桐の箱に保管してあります。

やはり取れた後の思い出のへその緒は、保管するのがおすすめです。

へその緒が取れた後はケースで保管がおすすめ!

取れた後のへその緒はみんなどうしてるんだろう?と気になりますよね。

他のお母さんたちがへその緒をどうしてるのか、あなたの赤ちゃんのへその緒をどうしようかと迷っているのであれば、保管しておいておくことをおすすめします。

また保管する場合は、カビが生える可能性もあるので、しっかり乾燥させた後、保管するようにしてくださいね♪

産後から毎回丁寧に、ときにはこわごわ大切に毎日お手入れしてきたへその緒が取れるというのは、深い感動でもありますよね。

また、日本では古くから、へその緒は親子の絆(きずな)の象徴とされているので、絆を大切にするという意味でも、保管しておくといいのではないでしょうか。

私の病院では、産後へその緒の保管ケースを頂きましたが、もしかすると、もらえない病院もあるかもしれませんね。

そんな時はぜひインターネットで調べてみてください♪今どきは、たくさんの素敵なへその緒の保管ケースが販売されています。

お気に入りのケースに、大切なへその緒を保管をして、あなたの赤ちゃんが大きくなった頃に、出産時の思い出を伝えながら見せてあげると、より愛情も伝わりそうですね♪

まとめ

  • へその緒が取れた後も乾燥するまで消毒が必要
  • 赤ちゃんのへその緒は個人差があるが1~2週間で取れる
  • へその緒が取れた後赤くなっていたりグジュグジュしていたら細菌感染の可能性があるので受診する
  • でべそや出血は心配がないことも多い
  • へその緒が取れた後はケースで大切に保管するのがおすすめ

へその緒が取れる前も取れた後も消毒は必要ですし、怖い感染症もあるので、しっかりと消毒、乾燥させていきましょう。

また、へその緒が取れる時期は乾燥具合によってかわるので、こわがらずしっかりお手入れして、おへそをできるだけ乾燥させてくださいね。

もし、へその緒が取れた後に、ご紹介したような異常が見られたら、すぐに小児科を受診してください。

赤ちゃんが産まれてから続けているおへその消毒もあと少し!!ここまで頑張ってきたあなた自身をたくさん褒めてあげてくださいね♪

おへそのお手入れの必要がなくなるその日まで、この記事の情報であなたと赤ちゃんが少しでも安心して過ごせますように。

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