この記事にたどり着いたあなたは、ついに到来した我が子のイヤイヤ期に直面して、いろんな対処法を試みていることと思います。
一般的にイヤイヤ期は、魔の2歳児といわれるように、2歳前後から出てきます。
私は上の子で一度イヤイヤ期を経験したにも関わらず、それをはるか上回る下の子のイヤイヤ期が到来しており、泣けるほどに、メンタルも体力も削られています。
イヤイヤ期のお子様へ接していく中で、あなたもきっと、そんな気持ちになっているのではないでしょうか。
でもあまり心配ないでください。
イヤイヤ期の育児が少し楽になる対処法は、あるんです。
その対処法を使っていけば、いまより心も少し軽くなって、イヤイヤ期の育児ももっと楽しめるようになりますよ。
今回は、イヤイヤ期の対処法はもちろん、2歳児への接し方の具体例なども、合わせてご紹介したいと思います。
イヤイヤ期を乗り越える対処法と2歳児の世界とは?!
イヤイヤ期がやってくる時期には、個人差はありますが、だいたい2歳前後でイヤイヤが出てくることが多いです。
今まで、こんなにいろんな対処法を使ってまで、手を焼いたことがない!と感じるママは、少なくありません。
初めてイヤイヤ期に直面しているならば、なおさら、これが魔の2歳児か!と思うことでしょう。
イヤイヤ期を乗り越えるための対処法は5つあります。
これからその対処法を詳しくご紹介していきます。
イヤイヤ期に使える対処法5選!
それではイヤイヤしてしまった子供に対して、どんな接し方をすればいいのでしょうか。
一つの対処法で、すんなり収まることもあれば、いろんな対処法を全部順々に使って、時間をかけてやっと収まるということもあります。
≪おすすめの対処法5選!!≫
- 子どもに寄り添う・気持ちを受け入れる
- 選択肢を持たせる
- 少し時間を空けてみる
- 見守って様子を見る
- 声をかけて子供の同意をもらってから手を貸す
あなたと子供に合った対処法さえ見つけることさえできれば、あなたはイヤイヤに対して柔軟に対応できるようになり、それと合わせるように子供のイヤイヤも落ち着いてきます。
これから5つの対処法について一つずつ、ご紹介していきます。
是非あなたと、あなたのお子様にぴったりの対処法を見つけてみてください♪
1.子どもに寄り添う・気持ちを受け入れる
イヤイヤを発揮している時の対処法は、いくつかあります。
前提として、子どもに寄り添うこと・気持ちを受け入れること、そしてこの2つを根気よく継続することがとっても大切です。
精神的な対処法はこれ!といっても間違いないでしょう。
イヤイヤ泣き叫んでいても、あなたが自分に寄り添ってくれると感じるだけで、ママが自分を理解してくれることに安心して、落ち着いてくる子もいます。
2.子供に選択肢を持たせる
例えば、2個の電車のおもちゃを使っていて、1個の電車をいったんレールの外に置いておいたときに、お友達が手に取ろうとする場面ってよくありますよね。
「電車が一周したら順番こしてみる?それともこっちの今使っている電車をどうぞしてみる?」
というように子どもが自分で選択するように提案してみましょう。
どちらも「貸す」という結果は同じですが、選択肢を与えることで、子どもは自分で決定権を持ち自分で決めるということができます。
自分で選択できたうえに、その行動を褒めてもらえたら、大人でもうれしいですよね。
子どもはそうやって、大好きなあなたに認めてもらってどんどん成長していきます。
もちろん最初からうまくいくことのほうが少ないです。
もし選択肢を出しても貸すことができなかった時は、相手の子や、その子のママに、「今貸せないみたいだから少し待っててね」と伝えましょう。
この時期は「どうぞ」をできるようになるまでの、子供の練習期間だと思って、温かく見守ってあげてくださいね。
3.少し時間を空けてみる
先ほどのように、おもちゃを貸す選択肢をいくつか出してみても、うまくいかずイヤイヤしてしまった場合は、時間を置いてから声をかけてみましょう。
そして子供が遊びに満足できたかな?という頃合いを見て、じゃあこのおもちゃを貸してあげて、違うおもちゃで遊ぶ?という提案をしてみましょう。
少し時間を置くことで、「イヤ!貸さない!」と言っていた気持ちが落ち着き、すんなり貸せるようになっていることもありますよ。
4.見守って様子を見る
靴を履くとき、自分で履きたいけど、なかなかかかとが入らず、時間がかかってしまい、イヤイヤすることってありますよね。
お出かけ直前なので、早く出かけたいと思う気持ちから、ついつい手を出してしまいがちな場面です。
しかし、自分で靴を履きたいと思っているところに、あなたが手を出してしまった場合、火に油を注いでイヤイヤが爆発することも、イヤイヤ期では少なくありません。
そんなときは、「靴のテープをはがしてみると、かかとははいりやすくなるよ」など、まずは声をかけるだけで見守ってみましょう。
その結果、1人でできた場合、子どもは自信がつき、自己肯定感が持てるようになりますよ♪
5.声をかけて子供の同意をもらってから手を貸す
思わず手を出してしまいたくなるのが、お着がえの時ではないでしょうか?
まだ2歳前後の子どもですと、頭を出すところから腕を出してしまったりしますよね。
子どもが困っていると思ったそんな時は、一言「お手伝いしてもいい?」と声をかけてみましょう。
「自分で着替えたい!」と思って頑張っている時に、無断で手伝おうとすると、「手を出された!」と思って意地になって自分でやろうとして、より時間がかかってしまう場合もあります。
ポイントは、「子どもが困っていそうなときに声をかける」です。
もし声をかけても、「自分でやる!」と言われたら、「じゃあ困ったら、ママを呼んでね」と伝えておけば、自分でやるけど、困ったらママを呼ぶという選択肢が子どもの中で生まれます。
それでもやっぱりできない場合、子ども自身が自分ひとりではできないとあきらめがつき、ママを呼ぶという選択をして、すんなりお着替えが終わるなんてこともあります。
あなたが断りもなく手を出すと、「自分でやりたかったのに!」と、子供のプライドが傷つき、怒ってしまうこともあるので、手を貸す前に声をかけることを習慣化してみてください。
以上が、イヤイヤ期に使える5つの対処法でした。
どの対処法も、時間に余裕を持つことが、上手に対処法を活用できるポイントです。
そして、子どもの「自分でやりたい」という気持ちを尊重するには、親にとっても、待ったり見守ったりと忍耐力が必要です。
しかし、頭を悩ませるこのイヤイヤ期も、5つの対処法を上手に活用すれば、子どもは自信を持ち、自分で考える力も育ち、あなた自身も子育てに自信が持てるようになること間違いなしです!
続いて、イヤイヤ期のパターンと、イヤイヤを起こしやすくなるきっかけをご紹介します。
イヤイヤ期を迎えた2歳児の世界とは?!
2歳前後で始まるイヤイヤ期は、子どもの自我が芽生えてきた成長の証です。
いままでは、なんでもママの話を素直に聞いていた子供は、成長してだんだんと、自分の意思表示をしたいと考えるようになります。
でもまだ2歳前後の子供たちには、その意思表示を正確に伝えられるほどたくさんの言葉が話せるわけでもなく、伝え方もわからない。
そこで子供たちにでも簡単にできる意思表示が、「イヤ」と伝えることになってしまいます。
うまく言葉で伝えられない、自分の思い通りにできない、自分の気持ちを受け止めてほしいなど、自分の意志でやりたいことが増えてきたけど、うまくいかない…。
そんなもやもやした気持ちを子供たちは抱えるようになるのが、このイヤイヤ期です。
子供たちはこのイヤイヤ期を経験する中で、自分の気持ちをコントロールする方法を、イヤイヤしながら一生懸命学んでいます。
また、子どもはこのイヤイヤ期を通して、自分の意思表示が信頼する周りの大人に受け入れてもらうことで、自己肯定感が高まり、自分に自信を持てるようになるんです。
あなたにとっては大変なイヤイヤ期は、子どもにとっては脳と心の発達に欠かせない、とても大切な成長の過程だと言えます。
イヤイヤのパターンは、以下のパターンに分けられますよ。
≪イヤイヤ期のパターン≫
- 全部イヤ!ごはんもイヤ!お風呂もイヤ!なんでもイヤ!(とにかく全部がイヤ)
- 全部自分でやるの!手を出そうものなら発狂するからね!(全部自分でやりたい)
- なんで思い通りに行かないんだー!(全部思い通りにしたい)
- ママじゃなきゃイヤ!このタオルじゃなきゃイヤ!(人や物へのこだわり)
- このおもちゃは私の!僕の!触らないで!(独占欲)
まさに我が家では、全部当てはまります。(笑)
また、イヤイヤが起きやすいきっかけとして、以下のようなケースが考えられます。
≪イヤイヤが起きやすいきっかけ≫
- お腹が空いた
- 疲れた
- 眠い
- 甘えたい
- 思っていたようにできなかった
このような身体的な不調や、精神的な不快感は、大人でも通常時よりイライラしやすくなったりしますよね。
大人でもイライラしやすくなる状態は、もちろん2歳前後の子どもにとっても、すごく不快感を感じる状態でもあります。
イヤイヤが出てきた時期は、子どもがとても大きな声を出すこともあり、あなたも驚いてしまうことがあると思いますが、焦らず、子どものことをできるだけ観察してみてくださいね。
きっかけとなる原因があれば、それを解消することで、イヤイヤも一緒に解消できることもありますよ。
まず大切なのは、子どもが本当は何を訴えているか、子どもの中では何が起きて何を思って訴えているのか、それを知ろうと思う姿勢で、お子様を見守ってみてください。
イヤイヤ期の食事の時の対処法を保育士はこう使う!
ここまで、イヤイヤ期での対処法を紹介してきましたが、子どもの意思を尊重するだけでは、なかなか難しいときもありますね。
イヤイヤ期では、子どもの意思を尊重しつつ、生活するうえで一定のルールを教えていく時期でもあります。
対処法を活用して、子供の意思を尊重つつ、ルールを教えていくなんてちょっと難しいのでは?と思いますよね。
私も以前子どもが通っていた保育園で、保育士さんにどうすればいいのか相談したことがあります。
そのときに保育士さんから、アドバイスしていただいたお話をもとに、具体例を紹介します。
ここでは、イヤイヤ期の子供で苦戦しがちなご飯を食べる時のイヤイヤの対処法についてご紹介していきます。
ごはんを食べないときの対応は?
ごはんを食べないときには、だいたい以下の2パターンに分けられます。
- 食べている最中に、ごはんで遊び始めてしまい、食べなくなる
- 遊んでいて、まだ食べたくないといって食卓に来ない
では、それぞれのケースで見てみましょう。
ごはんで遊び始めてしまう場合(選択肢を持たせる)
ごはんで遊び始めてしまうのは、手に伝わってくる感触を楽しんでいることが大半ですが、食べもので遊ぶことを覚えてほしくないですよね。
こういう時はまず、「べちゃべちゃするのは、やめようね。」「ご飯は食べるものだよ」などと伝えてみてください。
それでも、だいたいはやめずに遊び続けてしまうものです。
そうしたら、ママが「これ、おいしい!」と実際に食べてみて、「一緒に食べようよ!どれから食べる?」と誘ってみてください。
それでも食べないときには、「ご馳走様しようね」といって、思い切って食事を下げてしまいましょう。
そこで、イヤ!まだ食べる!と怒るようなら、改めて「もうべちゃべちゃはだめだよ」と約束し、また遊び始めるなら、もうどんなにイヤイヤと泣いて訴えられても、食事を下げます。
本当はご飯をちゃんと食べてほしいと思うあなたにとって、ここは心苦しいところですが、やってはいけないことを教えていくのもここはあなたの我慢のしどころです。
それでも遊びが続くようであれば、このやり取りを根気よく繰り返してみましょう。
遊びたいからと食卓に来ない場合(少し時間を空ける)
遊びが中途半端なら、まずは少し様子を見て区切りが良いタイミングで、「ごはんだよ」と声をかけてみてください。
それでも食べないというなら、「本当に食べないの?」と確認し、「ごはんの時間が終わるから片付けるね」、と食事をさげてしまいましょう。
あとから食べたい!といっても、「食事の時間はもう終わったから、食べられないよ。」と、心を強く持って、ごはんの時間でないと食べられなくなることを教えます。
食事を食べさせないなんて、耐えられない!そう思うかもしれませんが、そんな時は、おやつのおにぎりを多めに食べさせたり、夕飯の時間を少し早めたりするなどして、他の食事やおやつで補えば大丈夫です。
どちらも食べないから、泣くからといって、ダラダラ食事を長引かせないことがポイントとなります。
保育士さんのお話から、対処法+生活していく上でのルールを教える、という具体例を紹介しました。
可愛い我が子に泣き叫ばれたりすると根負けしてしまいそうになりますよね。
しかし、特に食事や睡眠については、生活リズムが崩れてしまう大事な生活習慣です。
子供に違うものに気持ちを向けさせ、うまく気分転換をさせながら、根負けせずに、乗り越えていきましょう!
上記の対処法を続けることで、ごはんの時間になったら席に座って食べる、ごはんは遊ぶものではなく食べるものだ、という認識をしっかりしてくれるようになります。
その結果、外食時でもちゃんと座ってご飯を食べられるかっこいいお兄さんお姉さんに成長してくれますよ♪
イヤイヤ期の対処法でもNGな接し方は?
ここまで、イヤイヤ期のイヤイヤを少しでも軽減するための、対処法や具体例をご紹介してきました。
あなたのお子様がイヤイヤした時の接し方は、だんだんイメージできてきましたか?
イヤイヤ期の対処法があるのと同時に、子どもに対してNGな接し方があるのかも気になりますよね。
実はあります。NG対処法は、私も思わずやってしまっていることばかりで目をふさぎたくなりますが…。
まずは下記の6項目で、あなたも子どもへの接し方を思い出してみて、やっていないかどうかをセルフチェックしてみてください。
1.イヤイヤをなんでも受け入れる
2.否定的に伝える
3.交換条件を出す
4.命令系で伝える
5.脅す
6.感情的に伝える
結構やってしまいがちな項目ばかりですが、なぜこれがNGなのか、これから詳しく解説していきます。
イヤイヤ期にやってはいけないNG対処法6選
あなたのセルフチェックの結果はいかがでしたでしょうか。
多くても少なくてもいいんです。なぜよくないのかをしっかりと確認してみましょう。
1.イヤイヤをなんでも受け入れる
もしあなたが、イヤイヤ期だからと、あなたを困らせるためにわざとやっているイヤイヤを受け入れている場合、それはNGな対処法と言えます。
あなたのその行動は、自分が思い通りにするためには、わざと相手を困らせればいいんだ、と子どもに学習させてしまいます。
結果として、子供は自分の思い通りにしたい時には、その行動を繰り返してしまうようになります。
わざとイヤイヤしていると明らかにわかる場合は、それはやってはいけないことだということを子供に対して真剣に伝えましょう。
また、甘えたいときに、「着替えやだ、やって!」と自分でできるのに、やってと言ってくるときに、全部やってしまうのもNG。
「じゃあどれをママはお手伝いする?」といったり、「そしたら、これはママが手伝うね」といって、あくまでママやパパは、サポートくらいに徹しましょう。
2.否定的に伝える
子どもは否定形の言葉を瞬時に理解できません。
実際に、お店で走り出した瞬間、「走らない!」といわれると、子供は理解をするのに時間がかかります。
さらに、「走らない」とだけ伝えてしまうと、走らないのなら「止まればいいのか」「歩けばいいのか」など、次の行動を自分で考えて判断する必要が出てきます。
イヤイヤ期の小さな子どもには、まだそこまでは判断する力がないため、結果としてあなたは何度も同じことを伝えなけらばならないという状況になりやすいです。
つまり、子供にとってわかりやすく伝えることで、親子間のやり取りもスムーズになり、無駄にイヤイヤを発生させてしまうことも減らせますよ。
あなたと子どものためにも、「走らない!」ではなく「危ないから歩こうね」などの具体的な理由と肯定的な言葉を使って伝えるように心掛けましょう。
3.交換条件を出す
交換条件を出すという対処法は、きっとあなたにも経験があるのではないでしょうか。
しかし、この対処法はその場しのぎにしかならないだけでなく、悪循環を生み出すきっかけにもなります。
例えば、公園で遊んで帰るとき、まだ遊びたい!ヤダヤダー!となる風景よく見ますよね。
でもその時に、「車に乗れたらお菓子あげる」などの交換条件を差し出すと、子供はイヤイヤすればお菓子がもらえるんだと学習します。
その結果、お菓子が欲しい時にはわざと困らせるイヤイヤをするようになる可能性が出てきてしまうのです。
遊びを終わらせて家に帰るという、気持ちを切り替える練習せずに、交換条件を繰り返していると更に困ったことが起こってきます。
いざ交換条件をやめようと思って、遊びをやめて帰るよという時の想像をしてみましょう。
「いやだ!帰らない(お菓子を期待する)」
ほら、もうかえるよ!
「あれ?いつもはお菓子くれるのに、今日はなんでくれないの?」
お菓子なんかあげないよ!もう帰るよ!
「いやだーお菓子くれなきゃ帰らない!」
というように、遊びたいから帰らないと、お菓子をくれないから帰らないの2重のイヤイヤになる可能性もあり…想像しただけで、疲れてしまいそうです。
もしあなたが、この交換条件を出してしまいそうな場合は、一度冷静になり、今後も時間になったら帰る、などお約束の流れを作る気持ちに切り替えましょう。
ここで負けたらあとがもっと大変だと思えば、頑張れるかもしれませんね!!
きっかけさえ見つけられたら、子どもも少しづつゆっくりと学んでいき、すぐに気持ちが切り替えられるような日も、だんだんと出てきますよ。
4.命令系で伝える
これは、イヤイヤ期に関わらず、注意してほしいNG対処法になります。
何かしてほしいときには、「○○しなさい!」と伝えるよりも、「○○してもらえないかな?」「○○してもらえたら、ママはうれしいなぁ」などとお願いする形で、伝えてみましょう。
命令形だと、子どもの気持ちは関係ないような伝え方になりますが、お願いする形に変えて伝えることで、子ども自身が「する」か「しない」か選択することがができます。
大人同士でも、仕事をお願いするときに、命令形ではなく、お願いする形で伝えますよね。
子どもも同じように意思を尊重されていると感じられることで、親子間でのやり取りがスムーズになりますよ!
イヤイヤ期の子どもたちは、自我が芽生えてきたところなので、選択する気持ちを摘み取ることなく、上手に伝えていきたいですね。
5.脅す
例えば、もう寝る時間もだいぶ過ぎて眠いはずなのに、「寝たくない!」と泣いて、イヤイヤとぐずるようなこともありますよね。
そういう時のお子様の状況は、眠いし寝たいのに、上手に寝付けずなかなか気持ちが切り替わらないということも考えられます。
そんなときに登場する鬼から電話アプリを起動し…「鬼から電話来るよ」などと伝えて、脅して寝かしつけをする。
寝る時間帯には、なかなか他の遊びに気を紛らわせることは、騒音によるクレームが心配できないので、マンションにお住まいのママからは、よく聞く寝かしつけパターンです。
でもこれでは、眠る事と恐怖がセットになってしまい、結果寝室が怖いから寝たくない、ベッドに入るのが怖くてイヤ!などの悪影響が出る可能性も否定できません。
そこでおすすめなのは、時間は多少かかりますが、あなた側の頭元にライトを置き、落ち着いた声で絵本を読んであげたりすることです。
実際に、私もこの手はよく使いますが、下の子はいつの間にかすやすや寝てくれています。
絵本を読んだら、寝るのが習慣になってきているので、子どもも寝るときのルーティンが出来上がり、気持ちの切り替わりもスムーズになり、イヤイヤが減ってきましたよ。
6.感情的に伝える
感情的にダメ!と怒ってしまう風景は、お店などでもよく見かけることがあります。
そこだけ切り取ると、急に親が怒ったかのように見えますが、だいたいの原因は子どもが何か悪いことを何度も繰り返した結果、怒られている場合がほとんどです。(笑)
イヤイヤ期の対応には、根気がとっても必要です。
何度繰り返されても、真剣に、子供と目線を合わせて、冷静に伝えてください。
なぜなら、感情的に伝えられると、子どもは怒られた恐怖心だけが残ってしまい、怒られている内容が頭に入ってこなくなるからです。
更には、感情的に怒られることで、脳が委縮したり、自分が否定されたような気分になってしまいます。
そうすると、よりパニックになったり、更なるイヤイヤを引き起こす引き金になる可能性が高くなります。
あなたが感情的に怒っても、子供は恐怖心のみで理解が出来ず、脳は委縮して、自分が否定されたように思ってしまう…これって何にも得られるものはありませんよね。
そのため、もしあなたが感情的に怒ってしまいそうな時は、一度景色を眺めたり、別の部屋へ移動して、気分を落ち着けましょう。
人間の怒りの感情のピークは6秒と言われているので、怒りたくなったらまず6秒数えてみて、そこからお子様と話し合うのもおすすめですよ。
私は、感情的になりそうな時は、外を見るようにして、気持ちをリフレッシュさせています。
親も人間なので、イライラしやすかったり、怒りっぽくなっているときは、もちろんあります。
自律神経が乱れたり、ママなら女性ホルモンのバランスが崩れていたりしてイライラすることだってあります。
もし感情的に伝えてしまったときは、子どもに時間をおいてからでも、「大きな声を出したのはよくなったよね。ごめんね。」となど、伝えて謝りましょう。
その一言が、子どものメンタルケアにもつながります。
以上が、イヤイヤ期のNG対処法でした。
このNG対処法は、思わずやってしまうことが多いものばかりです。
しかし、この対処法をこれからも使っていくと、あなたの負担は倍増していくことになるかも…。
そんなことにならないためにも、できるだけNG対処法を封印して、イヤイヤ期が少しでも楽になる育児を目指したいですね!
まとめ
- イヤイヤ期は、2歳前後の子どもたちの自我が芽生えてきた成長の証
- イヤイヤのパターンはだいたいが5つに分けられる
- イヤイヤするにはきっかけとなる原因は、お腹がすいた・眠いなど身体的不調と、甘えたいなどの精神的不快感などがある
- 2歳前後のイヤイヤ期は、子どもの意思を尊重しつつ、生活するうえで一定のルールを教えていく時期でもある
- イヤイヤ期の子どもに対して、やってしまいがちなNG対処法がある
今回は2歳前後のイヤイヤ期の対処法についてご紹介しました。
この対処法たちが、あなたとあなたのお子様のイヤイヤ期を少しでも楽なものにできるお手伝いができるとうれしいです。
あなたがイライラしない為にも、あなたが心に余裕を持ってお子様と接することが大切です。
あなたの心身を休める時間もしっかりと確保して、イヤイヤ期を軽やかに乗り越えましょう♪
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