転勤族だけどそろそろ家を買うことを考えていて「いったいどこに買ったら良いの~⁉」とお悩み中のそこのあなた!!
この記事はそんなあなたにこそお読みいただきたいのです!!
家を買う目的の一つは、転勤族として移動や変化が多い生活をやめて、安定した生活を送るためですよね。
一方で、いざ家を買うとなっても「定住する場所をどこに決めるべきか」というのは、なかなか悩ましい問題…。
お子様の学校、ご実家との関係、ご家族の将来像…など、あなた自身が何を一番大切に考えるのかによって最適となる場所は変わってきます。
そこでこの記事では、世の中の転勤族が選ぶ「家を買う場所」を、その理由とメリット・デメリットの観点から徹底的に解説していきます。
あなたの「どこに⁉」というお悩みに大きなヒントとなること、間違いなしです!!
家を買う時、「どこに」「どんな」お家を建てるのかということは気にしていても、ローンや税金などの「お金の話」についてはよくわからないな…ってこと、ありますよね。
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転勤族が家を買う場所はどこに?候補地ごとに解説!
転勤族の方が家を買う時に真っ先に考えるのが、「どこに家を買うのか」というということですよね。
これは大きく分けて4つのパターンに分けられます。
- 今住んでいる場所に家を買う(建てる)
- 夫の実家が近いエリアに家を買う(建てる)
- 妻の実家が近いエリアに家を買う(建てる)
- 上記1~3以外の場所に家を買う(建てる)
先ほどもお伝えしましたが、ご家族状況やお仕事の都合などによって、この「どこに」の答えは大きく変わってきます。
そこでまずは上に挙げた4つのパターンについて、どんな理由でその場所を選ぶご家族が多いのか、そしてその場所を選ぶメリットについてご紹介していきますね。
あなたにとってどれがご自身の状況に当てはまるのか、どこに家を買うのかを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
今住んでいる場所に家を買う(建てる)理由とメリット
今住んでいるところはとても暮らしやすいから、できればこの土地で定住したいな
転校ばかりなのはかわいそうだし、子供も今の学校があっているみたいだし、この町で落ち着いて子育てしたいな…
お家探しをするときにまず土地の選択肢としてあがるのが、今住んでいる場所ですよね。
転勤族の方が現在の居住地域に家を買う(または建てる)理由として多く聞くのが、ずばり「今住んでいる場所が住みやすく、今の生活を変えたくないから」です。
まずは住みやすさについてですが、一口に「住みやすさ」と言ってもいろいろあります。
- 治安が良い
- 生活に便利である(学校・保育園、病院、スーパー、公共交通機関など生活に必要なサービスが揃っている)
- 地域になじめている など
特にお子様がいらっしゃると、これら「住みやすさ」は絶対に外せないポイントですよね。
現在の居住地域にお家を買うことで、まずはこの「住みやすさ」を確保することができますよね。
そして「住みやすさ」に加えて、次のような点も現在お住いの場所に家を買う大きな理由となります。
- 今の生活環境を大きく変えなくても良い
- 土地勘があり、周辺の環境・雰囲気などが分かっているので、土地探しや物件探しがやりやすい
転勤・転居の大変さは「知らない土地で住むところを探し、食べ物や着るものなど生活に必要なものを確保し、心地よく住める環境に整えていく」という点にあると思います。
ご家族の転勤の度にこの大変さをクリアしていくのは本当に本当に大きな負担です。
現在の居住地域に家を買うということは、この大変さから解放されるということが大きなメリットでしょう。
新しい土地で、「スーパーどこ⁉」「病院は⁉」「学校までどのくらい遠いの⁉」なんて探す必要はもうありません。
せっかく築き上げた人間関係や慣れたお仕事から泣く泣く離れる…という必要もありません。
なじんだ土地でしっかりと利便性や住みやすさを比較・検討しながら物件探しができますし、家を買うことも可能なのです。
お子様の場合、ご家族の転勤があったとしても転校の必要が無くなるというも大きなメリットですよね。
転校の度に友達を最初から作り直したり、新しい学校や塾のルールや雰囲気に慣れたりというのは、とてもストレスに感じられるでしょうし不安も大きいですよね。
またルール以外の面でも、転校前の学校と転校後の学校で授業の進み方や学力に差があったりすると、その場所に順応する努力をお子様に強いることにもなります。
更に学年が上がると、「受験」というハードルも登場します。「転校+受験」で感じるストレスや負担の大きさは、想像するだけでも大変そうです…。
思春期などの多感な時期に、環境がガラリと変わってしまうことは避けてあげたい…親としてはなるべく我が子に心おだやかに過ごさせてあげたいと思いますよね。
慣れた環境に継続して住み続けることができるという点は、お子様の精神的な安定にもつながる重要なポイントでしょう。
夫の実家の近くに家を買う(建てる)理由とメリット
夫の両親がかなり高齢で、いずれはそばで見守る必要がありそう…
夫の両親が土地を持っているから、そこに家を建てさせてもらう予定なの
旦那様のご実家との関係性から「旦那様のご実家の近くに家を…」とお考えになることもあるでしょう。
転勤族の方がこのパターンで家を買う理由として、「将来的に夫の両親のそばに住む必要性がある」ことがあげられます。
- 夫が長男である
- 夫が実家の家業(または土地・建物など)を継ぐ予定である
- 夫の両親の介護が必要
などなどのご家庭事情から、「旦那様のご実家が近い方があとあと便利である」とお考えの場合に、この選択をされるご家族が多いです。
(また、「土地が安い」「土地を持っている」「実家のそばに家を買うという条件で資金援助を受けられる」…などの場合もあるでしょう)
こちらの場合の最大のメリットは、あなたの家と旦那様のご実家との間で行き来がしやすくなるという点にあります。
里帰りのために何時間も飛行機や新幹線に乗ったり、疲れてご機嫌斜めになるお子様をなだめたり、帰省時のチケットや宿の確保にアセアセしたり…なんて苦労から解放されます。
「交通費や宿泊費、移動の間のいろんな出費が大変で…」なんてお悩みともバイバイです♪
(ちなみに私自身も「これがキツイ…ホントに馬鹿にならない…」と年末年始やお盆の帰省の度にボヤいておりますよ)
さらに、事故やトラブルなどの緊急の時には旦那様のご実家に「助けてください」「子供を少しの間あずかってもらえませんか」「保育園のお迎えを…」ということも可能です。
また逆に、あなたが旦那様のご両親のもとへ駆けつけてさしあげることも、そばに住んでいれば移動の負担が少なくて済みますよね。
お子様なら、「大好きなじぃじやばぁばにいつでも会える!」という環境はとても嬉しいものでしょう。
また、旦那様に土地勘があるので、全く知らない土地で生活を始める時の「○○はどこで買えるの⁉」などのような大変さもなくなりますよね。
旦那様のご実家との関係が良好なご家庭でしたら、とても楽しく過ごせそうですし旦那様も喜ばれる選択肢ですよね。
妻の実家の近くに家を買う(建てる)理由とメリット
先日ケガをした実家の母の具合がいまいちで、父の生活も心配だし…
夫が単身赴任で不在の時に何かあったら、やっぱり実家が頼りやすいよね
奥様のご実家との関係性からこのように考えることもありますよね。
転勤族の方がこのパターンで家を買う理由として、「将来的に妻の両親のそばに住む必要性がある」「妻が困った時などに頼りやすい」ということが多いでしょう。
- 妻の実家の家業を継ぐ(または土地・建物など)を継ぐ予定である
- 妻の両親の介護が必要
- 夫が単身赴任などでいなくなった場合やその他のトラブルなどの時に頼りやすい
などなどのご家庭事情から、「奥様のご実家が近い方があとあと便利である」と判断された場合には、この選択をされるご家族が多いです。
こちらの場合の最大のメリットも、あなたの家と奥様のご実家との間で行き来がしやすくなるという点にあります。
特に単身赴任が多い旦那様であれば、ご自身がお留守の間のご家族の事がとても心配になりますよね。
そんな時、奥様が心から安心して頼ることができるご実家がすぐ近くにあるというのは、大きなメリットとなります。
たとえ大きなトラブルなどが起きなかったとしても、ちょっとしたことを相談できたりお願いしたりがしやすいご実家がそばにあると、奥様はとても気が楽ですよね。
「夫の実家のそばに家を買う場合」でもお伝えした行き来のしやすさは言うまでもありませんし、じぃじばぁばが大好きなお子様なら、なお嬉しいですよね。
もちろん、旦那様が不在の家を守る奥様がかつて住み慣れた土地であれば、土地勘もありますし地元の友人たちの存在も大きな安心材料となりますよね。
奥様のご両親と旦那様との関係が良好であったり、旦那様のご理解があるようであれば、とてもメリットの大きい選択肢と言えるでしょう。
その他の場所に家を買う(建てる)理由とメリット
上でご紹介した3つの場所以外にも、家を買う場所の選択肢は存在します。
リモートワークだから、別に都会にこだわらなくても良いかな。
ほどほどに便利でほどほどに自然がある環境で子育てしたい気持ちもあるし…。
子供が東京の大学に進学を希望しているから、自宅から通えるように東京の近郊にお家を買うのが良いかも。
東京だったら公共交通機関がいろいろ選べるから、両方の実家にもアクセスしやすいし。
せっかく家を買うのだから、どうせなら自分たちの希望や夢をかなえられる土地を選びたいと思う場合もありますよね。
言い換えるなら「将来の生活がより良いものになる場所を選びたい」という考え方や判断が、この選択肢を選ぶ理由になるでしょう。
「将来の生活がより良いものになる場所」とは、たとえば次のような感じでしょうか。
- ずっと憧れていた町
- 過去に住んでいてもう一度住みたいと思っていたエリア
- 将来の転勤先や転勤の期間が終わった後に住むであろう町
- 子供の将来の進学や進路のことを考えて選んだエリア
- 自治体の子育て支援策や取り組み、提供されているサービス内容などで選んだ地域 など
ご家族の将来を見据えて「過ごしやすい土地を自由に選んで家を買うことができる」という点が、この選び方の大きなメリットと言えるでしょう。
この場合、あなたにとっての「過ごしやすさ」や「利点」は、あなたのご家庭の事情にもよりますが…例えば次のようなことがあげられると思います。
- 旅行や転勤で訪れたり過ごした経験などから「一生ここに住んでも良い!!」と思えた土地に住むことができる。
- 旦那様の将来のお勤め先の近くに家を買うことで、通勤がラクになる
- お子様が進学したいと思っている学校施設のそばに住むことで、自宅からの通学が可能になり一人暮らしをする場合の経費などを削減できる
- 出産や育児などに関係する行政支援が手厚く、安心して子育てができる環境である
- 自然が豊かで、大人も子供も伸び伸び生活できる
- 旦那様・奥様のご実家の中間地点に住むことができて、行き来の負担が減る …など
実際に居住地や実家以外の場所を選んで家を買う選択をした友人は次のように話しておりました。
今住んでいる場所は、駅や街中まで車で10分ぐらいで行けちゃうくらい便利なのに、家の周りは田んぼや小川があって自然豊かな場所なの。
遊園地や動物園・水族館も近くにあるから、子供の遊び場にも困らなくてとっても良い環境だよ。
(なにそれ、めっちゃ羨ましい…と思ったのは内緒です♪)
また、ご購入された家を将来売りに出す可能性があるなら、資産価値がなるべく落ちないような条件の土地を選ぶという方法もあります。
売りに出す可能性とは、例えばお子様が将来独り立ちされる時には広いお家が不要になる場合、老後の安心を考えて介護施設に入居するつもりの場合などが考えられます。
手放す時にはなるべく高い金額で買い取ってもらえるお家の方が、老後の資金確保の面でも大きな安心につながります。
これらのように、ご家族の将来の生活について考えて住む土地を選ぶ方法も、ご家族の生活満足度が高くなるという点においてとてもメリットが大きいと言えるでしょう。
人生最大の買い物である、家の購入。ですが家は「買ったら終わり」ではないですよね。その後もローンや維持管理費用、税金、売却など、様々な「お金」の問題が付いて回ります。
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転勤族が家を買う場所によって感じるデメリットとは?
ここまでで、転勤族の方が家を買う土地をどこに選ぶのか、それぞれを選ぶ理由とメリットの視点からご紹介しました。
ですがメリットがある一方で、デメリットが存在することも忘れてはいけません。
転勤族の方が家を買う最大のデメリットは、「旦那様の勤務地が変わった場合、旦那様本人がその家に住めない」という点です。
家を買うことを検討する時、転勤族の旦那様はまずこの点をきちんと納得する必要があります。
(旦那様、ファイトです!!)
さらに、家を買う土地をどこにするかでも、それぞれにデメリットがついて回ります。
この項では、それぞれの場所を選ぶデメリットについてもご紹介していきましょう。
デメリットをあらかじめ把握しておくことで気持ちの準備ができますし、いざという時にも納得して落ち着いて対処することができるでしょう。
今住んでいる場所を選ぶデメリット・注意点
現在の居住地で家を買う場合に考えられるデメリットは以下の通りです。
- 選ぶ場所によっては、夫・妻の実家への行き来が大変になる
- 緊急時や夫の不在時などに実家の方を頼ることができない
お互いのご実家への行き来を定期的に行っている場合は、交通費や移動時間などが大きな負担になることもありえます。
また、トラブルなどが起こり小さなお子様を連れて行くようなことが困難な事態が発生したような時には、近くに安心して頼れる人が不在なのは不安が大きいですよね。
そのため、いざという時にどう対処するのか、どこに頼るのかをあらかじめご自身で準備・想定しておく必要があるでしょう。
公的機関、民間サービス、ママ友ネットワークなど、頼れる場所を作っておくことが大切です。
夫の実家の近くを選ぶデメリット・注意点
旦那様のご実家の近くで家を買う場合に考えられるデメリットは以下の通りです。
- 夫の両親に必要以上に干渉される可能性がある
- あくまでも「夫の両親」であるため、いざという時に頼りにくいことも考えられる
- 自分の友人・知人はいない
旦那様が転勤族である以上、必ず考えておかなければならないのが「旦那様が単身赴任で不在の時」のことです。
旦那様がいない間、「旦那様のご両親と仲良く過ごすこと」や「いざという時にはお互いに助け合うこと」が必要になります。
仮に今までは仲良くトラブルとは無縁の関係を築けているとしても、それはたまに顔を合わせる頻度で会っていたからかもしれません。
近くで生活していると、それまでは見えていなかったお互いの事がはっきりと見えてくることもありますし、それによってストレスを溜めこんでしまうことも…。
ご両親が「良かれと思って」したアドバイスや行動が、奥様にとってはまるで干渉のように感じられたり、行き過ぎた行為のように思えてしまうことも否定できませんよね。
また、旦那様のご両親との関係がうまくいかなかったとしても、知らない土地では他に頼る人がいなくて孤独に悩み続ける…、という事態も考えられます。
よほどご両親と仲が良くて、気兼ねなく思いや不満をお互いに伝えられるような関係でもない限り、程良い距離感を保つ努力が必要になるでしょう。
妻の実家の近くを選ぶデメリット・注意点
奥様のご実家の近くで家を買う場合に考えられるデメリットは以下の通りです。
- 妻の両親に必要以上に干渉される可能性がある
- 夫の了解を得るのが難しいこともある
- 夫の転勤終了後の勤務先の近くであることが必須条件(そうでなければ夫の転職が必要になることもある)
- 夫の実家への配慮が必要になることもある
ご実家の両親との関係の難しさについては、上の「夫の実家の近くを選ぶデメリット」でご紹介した通りです。
また、奥様のご両親と旦那様の関係がそれほど良好ではない場合に、妻の実家のそばに住み続けるというのは難しい話ですよね。
たまの休みに帰ってきた我が家で、奥さんの両親が口を出してくるとか…考えただけでも疲れそう…。ちっとも休めない…
転勤が終わったら、常に奥さんの両親がそばに暮らしているとか…。ちょっと無理かも…
そんな不安や不満から、なかなか奥様の実家のそばに家を買うことに首を縦に触れない旦那様がいたとしても、何となく理解はできますよね…。
奥様にとっては居心地の良い環境であっても、旦那様にとって必ずそうであるとは限りません。
親しい友人や知人がいない中で、奥様のご両親ともうまくいかないとなれば、旦那様もストレスや負担は大きくなる一方ですよね。
更に、旦那様が単身赴任が終わっていざ定住となった時、旦那様の勤務先が自宅から通えない場所であっては困りますよね。
旦那様の勤務先の所在地の近くに家を買っておくか、もしくは定住後の旦那様の転職も視野に入れておく必要があります。
もしもこの選択肢を選ぶのであれば、旦那様にとって「帰ってきやすく、居心地の良い空間」を作ってあげるような努力が必要になるでしょう。
今の旦那様が協力的で理解があるとしても、その努力は欠かさないようにしましょう。
旦那様が一人で悩みや不安、負担などを抱えることにならないように、奥様がフォローできるような環境も大切です。
また、旦那様のご実家への配慮も忘れず、時折は連絡を取り合ったり訪問したりすることも、お互いの関係を良好に保つには有効な手段となるでしょう。
その他の場所を選ぶデメリット・注意点
現在居住地、夫の実家の近く、妻の実家の近く以外の場所を家を買う場所として選ぶデメリットは以下の通りです。
- 知らない(あまりよく把握していない)場所での土地探しやハウスメーカー探しはとにかく大変
- 夫が単身赴任になった際や、緊急時に頼れる人がいない(現在居住地を選ぶ場合と同様)
過去の転居先で生活した経験がある土地であればある程度は大丈夫だと思うのですが、そうではない土地を選んで家を買うのはとにかく大変です。
安心な土地探し、ハウスメーカー探しを全くの手探り状態で始めることになります。
また、苦労して選んだ場所に理想通りの家を買うことができたとしても、その土地の環境や習慣・文化、行政の制度などは住んでみないとわからないことが多いですよね。
上でご紹介した友人は次のように話してくれました。
実家が両方とも今の家から2~3時間ぐらいの距離だから、いざという時にすぐ頼ることは難しいかな…。
あと、下の子出産のために上の子を保育園に預けたかったんだけど、もともと待機児童が多いエリアだし、産前6週間産後8週間って縛りがあったの。もしもその期間よりも前に何かあって「上の子を預けないといけない」ってなったら…不安だったな…。
後から調べたら、妊娠が分かった時点で保育園に入れてもらえる市区町村もあったんだってわかったの。
もしもまた家を買う機会があるとしたら、今度はもっと子育て家庭に優しい制度が整ったエリアを選択肢に入れると思うな…。
転勤族って協力してくれる人がそばにいないから、いざという時の支援が充実した自治体が良いよね。
リアルな声で、私もたくさん勉強になりました。
万が一その土地に合わせることが難しい、合わないとなった場合、再度の転居が必要になる可能性もあります。
また、転居するほどではないにしても「初めからわかっていたなら、ほかの土地を選んで家を買っていたかも…」なんてことが後から出てくることはよくあることです。
あこがれや雰囲気・思い出などだけを根拠に土地探しをすると、「実際に住んでみたら思っていたのと違ってた…」ということにもなりかねませんよね。
市区町村の制度や行政サービス、公共交通機関の有無など、事前に調査できるようなことは知っておくほうが良いといえるでしょう。
もしデメリットに直面したとしても、「私たちは○○という理由でこの土地に家を買うことを決めたのだから」とご自身を納得させることができる場所を選びたいものですね。
転勤族が家を買うのにベストなタイミングとはいつ?
転勤族の方にとって家を買う時にもう一つ重要なのが「家を買うタイミング」ですよね。
「いつ家を買うのか?」はご家族の状況や旦那様の転勤の状況(頻度、候補地など)でそのタイミングも変わってくるでしょう。
そこで、転勤族の皆さんがよく選ぶ「家を買うタイミング」の様々な選択についてご紹介していきます。
あなた自身にの状況と照らし合わせてみて、あなたにとっての最善なタイミングご検討くださいね。
子供の小学校入学前のタイミングで家を買う
多くの転勤族が家を買うことを検討するタイミングが「子供の小学校入学前」です。
小さなお子様にとって、何度も転校を繰り返して友達との別れを重ねていくのはとてもつらくて寂しいことですよね。
また、全く新しい環境での友達作りを何度も行わなければならないストレスも大きいでしょう。
小学校の入学前に家を買うことで、転校の心配がなくなります。
一方で、お子様が小さいうちから定住先を決めてしまうと旦那様の単身赴任の期間も長くなり、親子の時間は短くなりますし、奥様一人に子育ての負担がのしかかることも…。
(極論ですが、定年間際まで単身赴任生活が続いたりすることもありえます)
父親がそばにいない生活が逆にお子様のストレスを大きくすることもあるため、その点のフォローをどうするかご夫婦の間での話し合いが大切になるでしょう。
子供の中学校入学前のタイミングで家を買う
その次に来る検討のタイミングが、「子供の中学校入学前」です。
小学生の間は転校生活が続くものの、旦那様と一緒に住んで家族の思い出をたくさん作ってあげることが可能になります。
お子様の成長をご夫婦2人で見守りたい場合や、小さなお子様の子育てを奥様一人に負担させたくないな…とお考えの場合には、このタイミングが良いのではないでしょうか。
高校入試に備えた時期に合わせて家を買う
その次に来る検討のタイミングが、「高校入試に備えた時期」です。
受験先選びやその地域の学力把握などのために、中学校の在学中(または中学校の入学前など)に定住地を決める方が多いようです。
お子様が勉強にじっくり集中できる環境を作ることができます。
この時期であればお子様がある程度大きくなっていて、子育ての負担が多少軽くなっているということも、このタイミングを選ぶ理由の一つでしょう。
(もちろんお子様の反抗期などなど、家以外の悩みも尽きないわけですが…)
勤務先の家賃補助が減るor無くなる前に家を買う
「会社からの家賃補助が減るor無くなる前」というのも、転勤族が家を買うタイミングの1つです。
月々のお給料とは別に得られる手厚い家賃補助は、転勤族の大きなメリットですよね。
ただ、会社によってはその家賃補助が減ったり無くなるところもあります。そうなると家計の面で賃貸に住み続けるメリットが無くなってしまいますよね。
(家賃補助がない企業もあるそうで、それはそれで大変ですよね…)
家賃を負担し賃貸生活を続けるのか、その費用を住宅ローンに回して家を買うのかは、ご家庭の経済状況やご家族事情にもよるでしょうが、損のない選択をしたいですよね。
定年時に住宅ローンを完済できる年齢で家を買う
「定年時に住宅ローンを完済できる年齢」に家を買うことも、転勤族が家を買うタイミングの1つですね。
ローンを払い終える年数を定年退職する年に設定し、そこから逆算して家を買う時期を決める方法です。
- 頭金をいくらに設定するのか
- 月々の返済額をいくらに設定して何年で返済するのか
- ボーナス払いを組み込むのか組み込まないのか
などを総合して考えて、例えば「〇千万円をローンで借りるとすれば〇歳から返済をスタートしないといけないな」という様に、家を買う時期を割り出します。
定年退職すると、生活するための収入は年金が中心となります。
仮に年金額が働いていた時の収入より低い場合、住宅ローン返済をそれまでと同じように払い続けていくのは不安が大きいですよね。
ボーナスや退職金などを利用した繰り上げ返済なども考慮して、不安の少ない返済計画をたてることが理想ですね。
たとえ定年時までの完済ができていなくても、住宅ローンの大部分を返済しておけるようにしておくことが大切です。
会社からの転勤辞令を受けてすぐに家を買う
「会社からの転勤辞令を受けてすぐ」も、転勤族が家を買うタイミングの1つです。
先ほどご紹介した友人とは別の転勤族の友人ですが、このタイミングで家を買いました。
彼女の場合、転勤辞令を受ける前は旦那様と奥様両方のご実家が近い場所に賃貸物件で生活していました。
旦那様の転勤で見知らぬ不慣れな土地に行くよりは、頼れる存在がそばにいる慣れた場所で定住したほうが良いとの判断で家の購入を決めたそうです。
旦那様は単身赴任となりましたが、友人はご実家のサポートで子育ても頑張っているとのことです。
状況や環境が整っていれば、このタイミングでの購入もアリですよね。
夫の定年退職後のタイミングで家を買う
「夫の定年退職後」を家を買うタイミングに選ぶパターンもあります。
- 会社の家賃補助制度が手厚く、かつ定年まで継続して補助が受けられる場合
- 社宅に住んでいる場合
上記2つの条件に当てはまるような転勤族の場合、定年まで賃貸物件に住み続ける方が住居費用の負担が少なくなるので、あえて家を買わないという選択を選ぶことも多いようです。
また、お子様がいないご夫婦であるならば学校などの心配がないので、あえて転勤ごとにいろいろな土地に移り住むことを楽しむというケースもあります。
定年を過ぎて家を買う場合、当然購入費用の支払いをどのようにするのかという問題が大きくのしかかります。
充分な購入資金が準備できているのであれば良いのですが、場合によってはお子様に支払いが残されてしまうことも…。
お金の問題や争いの種が残らないように、ご家族の間でしっかりとした話し合いが必要になりますので、注意が必要です。
まとめ
- 転勤族が家を買う候補地として選びやすいのは「現在の居住地」「夫(または妻)の実家のそば」
- ”将来の家族像”を思い描いて家を買う場所を選ぶのもアリ
- どこに家を買う選択をしても、それぞれにメリットとデメリットがある
- メリットとデメリットをしっかり見定めたうえで家を買うと後悔が少ない
- 転勤族が家を買うにはそのタイミングも重要
- タイミングは「家族がどのように過ごしたいのか」を話し合って決めるとよい。
転勤族が家を買うのはどこに決めたら良いのか、その選択肢と選ぶポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
転勤族のご家族の事情は人それぞれですし、その事情によって土地選びの選択肢が一つに絞り切れなくて迷ってしまうこともありますよね。
そのような時はまず、あなたやご家族の「どうしても譲れない条件とは何か」をはっきりさせることが、理想の土地選びの第一歩となるでしょう。
その条件が見えたなら、その条件をかなえるためにふさわしい土地がどこになるのかも自然に見えてくるはずです。
この記事が迷うあなたの第一歩のお手伝いになりますよう、心から願っております。
上の項でも触れましたが、家を買うタイミングとお金の話は深くかかわってきます。
このあたりをきちんと押さえておくことで、「せっかく購入した家が後々に老後破産、住宅ローン破産などの原因になってしまった…」なんてトラブルを避けることもできます。
ぜひこの本で住宅購入に必要な知識を身につけて、実際に家を買う時に損しないように備えてみてはいかがでしょうか。
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