おっぱいやミルクを飲み始めた頃は、すぐに嬉しそうに口を開けてくれたのに、離乳食の時には、どうしてなかなか口を開けないの?とお悩みのあなた!!
初めて赤ちゃんに作ってあげる離乳食は、あれも作りたい、これも作りたいと、とってもワクワクしますよね。
でも、いざ頑張って離乳食を作って、食べさせようとした時に、赤ちゃんが口を開けないので、がっかりすることもしばしば…。
その原因は離乳食の時に使用しているスプーンにあるかもしれません。
これから一緒に赤ちゃんがどうして口を開けないのかの理由とその対処法をご紹介いたします。
海外で人気の離乳食の進め方も、合わせてご紹介いたします。
あなたと赤ちゃんの離乳食タイムが今よりもっと、楽しくてリラックスしたものになりますように♪
離乳食の時に口を開けない理由はスプーンだった?!
赤ちゃんは、興味があるものは何でも口に入れたり、なめたり、なんか好きじゃない!そう感じた時には、口から出してしまします。
赤ちゃんが離乳食を見ても口を開けないない理由でよくあるものとして、スプーンが苦手だったという話があります。
また、その他には離乳食にまだ興味がない、ということもあるかもしれません。
これから赤ちゃんが口を開けない原因についてご紹介していきますので、あなたの赤加ちゃんはどんな理由で口を開けたくないのかを考えていきましょう。
スプーンが合わないから口を開けない時の対処法
あなたが赤ちゃんに離乳食を食べさせる時に、きっとスプーンなどで食べさせると思います。
赤ちゃんからすると、今までスプーンを知らないため、「今 口に入ってきたかたい物は何?」と驚いて口を閉じてしまうかもしれません。
「お腹がすいているから、おっぱいを早く飲みたい!」など、赤ちゃんなりにいろいろ感じているかもしれません。
スプーンが原因であるならば、簡単に解決できるかもしれません。
2つ対処法があるので、ご紹介しますね。
≪スプーンの素材を変えてみる≫
その解決策とは、ずばりスプーンの素材を変えてみることです。
スプーンも色々な素材があり、例えば、赤ちゃんの口に優しいシリコン製、ステンレス、木製やプラスチックのものまで様々です。
スプーンを変えたら赤ちゃんが離乳食を食べてくれた!
うれしい♪
こんな単純なことで?と驚いてしまいますが、肌に触れるものの感触に敏感な赤ちゃんもいるので、是非一度試してみてください。
≪スプーンの大きさを変えてみる≫
今あなたが使っているそのスプーンの大きさ…あなたの可愛い赤ちゃんの小さいお口に合っているでしょうか?!
もしかするとそのスプーンは赤ちゃんにとっては大きすぎるのかもしれません!!
あなたが、自分の口より大きなスプーンで食べさせらることを想像してみてください…ちょっとやめて―って気持ちになって、口を開けたくなくなる気持ちも少しわかりますよね(笑)
離乳食初期のスプーンでの食べさせ方
離乳食の初期にスプーンを使って赤ちゃんに食べさせる時には、コツがあります。
初めての離乳食にドキドキの赤ちゃんを驚かせないよう、優しくそっとを心掛けてください。
≪スプーンでの食べさせ方≫
- 下唇をスプーンで優しくつんつんとつつく
- 口が開いたら下唇に離乳食をそっと乗せる
スプーンの先に離乳食を少しすくい、赤ちゃんの下唇を優しくつんつんと、つついてみましょう。
口を開けてくれたら、離乳食を下唇にそーっとのせて、ゆっくりスプーンを引き出してください。
この時、スプーンは口の中に押し込まないように気を付けることも大切です。
赤ちゃんが驚いて、スプーンを嫌いになってしまわないよう、優しくそーっとを心掛けてあげましょう。
≪口には入れるけど口を閉じてくれない時≫
口を開けてくれて、離乳食を口に入れることはできるけど、口を閉じてモグモグしてくれない!!
そんな場合は、あなたが赤ちゃんのお手本となって、モグモグして見せてあげましょう。
一口に対して量が多すぎるとモグモグしにくいので、はじめは少な目にお口に入れてあげるのがおすすめです。
また、離乳食の形状が赤ちゃんとあっていない可能性もあるので、月齢と赤ちゃんの成長にあった硬さをしっかりと確認して、ゆっくりと穏やかに離乳食を進めていきましょう。
あまり心配しすぎず、赤ちゃんと離乳食を楽しむことで、赤ちゃんも離乳食の時間が大好きになってくれるといいですね♪
離乳食で口を開けてくれない原因を時期別でご紹介!!
あなたの離乳食をスタートしたいという気持ちの準備は整っていても、赤ちゃんの心と体の準備はまだできていない可能性があります。
離乳食スタートの初期・中期・後期に分けて、理由とともに対処法もご紹介していきますので、是非チェックしてみてください。
離乳食初期に考えられる原因と対処法
離乳食初期に口を開けてくれない原因について考えてみましょう。
≪理由≫
初めての離乳食スタートのこの時期、赤ちゃんの口が離乳食を受け入れられる口の発達になっていないという可能性が考えられます。
赤ちゃんには生まれてすぐから備わっている能力として、「吸てつ反射」という吸う能力があります。
この吸てつ反射と反対に「押し出し反射」というものもあり、この反射が残っていると、スプーンを押し出してしまうという訳です。
一般的にはこの「押し出し反射」は4か月頃から消滅していきますが、赤ちゃんによっては、5か月になってもその反射が残っている場合も。
その反射は舌に異物が載ると、べろべろとして押し出してしまうというものなので、スプーンを舌にのせると押し出してしまいます。
≪対処法≫
この場合はそ3日から1週間離乳食はお休みしましょう。
赤ちゃんの反射が残っているせいなので、焦らず赤ちゃんの様子を見て、また再開してみましょう。
私は、大人がご飯を食べる時は、食卓が見える位置に赤ちゃんを座らせて、スプーンを握らせて遊ばせていました♪
赤ちゃんの前で、とっても楽しくおいしそうに私がご飯を食べて見せていたので、スプーンを嫌がるということはなく離乳食スタートが出来ましたよ♪
赤ちゃんの準備OKになるまでリラックスして待ってあげればいいだけなので、焦る必要はありません♪
離乳食中期に考えられる原因と対処法
離乳食中期に口を開けてくれなくなる原因について考えてみましょう。
≪理由≫
離乳食の進み具合に赤ちゃんが驚いてしまったという理由が考えられます。
離乳食のサイズが急に大きくなってびっくりしたとか、離乳食が急に固くなって食べにくい…などが考えられますね。
≪対処法≫
離乳食初期は裏ごしの離乳食を食べていた赤ちゃんも、中期になるとみじん切りで、少し食感を感じる離乳食に挑戦していくことになります。
大人でも初めての食べ物って、最初は戸惑いますよね。
赤ちゃんもそれは同じで、戸惑ってしまうことは当たり前です。
こんな時は、一度前の段階離乳食に戻してあげて、赤ちゃんを安心させてあげましょう。
前の段階の裏ごしの離乳食を食べてくれたら、次は裏ごしとみじん切りを少し混ぜたものを食べさせてあげて、様子を見ます。
これもクリアしたら、みじん切りだけの離乳食にステップアップするというように工夫してみるのがおすすめですよ♪
離乳食後期に考えられる原因と対処法
離乳食後期に口を開けてくれなくなる原因について考えてみましょう。
≪理由≫
赤ちゃんの体や脳が発達してきた証拠として、口を開けてくれなくなった可能性があります。
離乳食にもだんだん慣れてきた後期の赤ちゃんは、食べムラが出てくることがよくあります。
今まで喜んで食べてくれていたものも食べてくれなくなることもあり、あなたも驚いたり心配したり、悲しい気持ちにもなってしまうかもしれません。
でも、実はこの食べムラは脳が発達して、自分で食べ物を選んでいるという成長の証でもあります。
私の甥っ子は一時期、1週間毎日そうめんしか(つゆもなしでそのまま)食べなかったり、ブロッコリーしか食べなかったりということもあったそうです。
一生その食生活が続く訳ではないので、今はこういう時期、とゆったりとした気持ちで受け止めてあげるといいですね♪
≪対処法≫
とはいえ、できるだけ食べてもらえるように何かしたいそんな気持ちのあなたに!!
対処法としては、赤ちゃんの生活リズムをしっかりと整えて、ご飯の時間にお腹がすくようにしてあげることです。
朝起きたら、お外にお散歩に行ってお腹を空かせて、お昼ご飯を食べたらお昼寝をし、起きたら体を動かしてしっかり遊び、お腹を空かせて、夕飯を食べさせてみる。
それでも離乳食を食べてくれなくて心配な時は、おやつにおにぎりや、栄養のあるおやつを作って準備しておくのもいいですね。
作る暇がなければ、市販の栄養たっぷりのおやつでもOKです!!
市販のおやつは栄養価もばっちりで、お手軽便利♪
今どきは便利なものがたくさん販売されているので、あなたがストレスに感じない範囲でいろいろ試してみましょう!!
ご飯とおやつを合わせて、1食当たりではなく、1日や1週間単位で栄養を取れていれば、問題なしです♪
食事の時間は楽しくて、おいしい!!を伝えてあげることがとても大切なので、眉間にしわを寄せて、頑張りすぎる必要はありません♪
離乳食は目安時期より成長に合わせて進めるのが大切
よく生後5・6カ月で離乳食を始めるという情報をたくさん見ますが、赤ちゃんにも個性があり、体格、食欲、好奇心などそれぞれに違います。
一般的な目安通りか、それよりも早く離乳食などが進むと、うちの赤ちゃんは成長しているという自信にもつながり、あなたは一安心かもしれません。
しかしそのあなたの「早く」という気持ちは、赤ちゃんにとって必ずしも良いという訳ではないのです。
口を開けてくれないのは、まだ離乳食を食べられるほどまでに発達してないよ、お母さん、もう少し待ってほしいの!!という赤ちゃんからのサインなのかもしれません。
あなたのお子様は、寝返りが打てますか?一人で座っていることができますか?
一人で座ることができるようになると 内臓も発達して、離乳食を始めてもいい時期だそうです。
一般的に言われている、離乳食を開始する時期の目安も気になるところだと思います。
でもあくまでもその情報は目安でありあなたの赤ちゃんに合っているとは限りません!!
あなたの赤ちゃんが、離乳食開始目安まで成長できているかをしっかりと確認してからスタートさせていきましょう。
離乳食で口が開かないのお悩みに!!海外で人気の方法!
赤ちゃんに離乳食を与えているのは日本人のママだけではありません。
海外にだって、赤ちゃんを育て、離乳食を与えているママはもちろんたくさんいますよね。
海外での離乳食はどんなふうに進められているのかも少しご紹介いたしますので、是非ご覧ください♪
色々な情報を知ることで、あなたの悩みも気にならなくなって、離乳食の時間がもっと楽しくなるかもしれませんね。
BLWという赤ちゃん主導での食事方法
ご存知の方もいるかと思いますが、Baby Led Weaningの略で、親が食事の主導権を持つのではなく、赤ちゃんが主導で食べる食事の方法です。
欧米ではもうかなり前から人気で、日本でも最近よく聞かれるようになってきました。
従来の離乳食は、お粥やお肉やお野菜をペースト状にしたものを、大人がスプーンで食べさせますよね。
しかし、BLWでは食材を固形物のまま、手で持ちやすく口に入れやすいように準備して、赤ちゃんがが自分の食べたいものを食べたい時に手でつかんで食べるのです。
あなたが赤ちゃんに食べさせるのではなく、食べるかどうかかは赤ちゃんが決めるので、食べさせなくちゃという悩みからは解放されますね。
まだ手を上手に動かせない赤ちゃんが自分で食べることに挑戦するので、もちろん遊んだり、落としたり、口から出したり、こぼしたりします。
食事の時にはエプロンを付けたり、ビニールや新聞紙等で床の汚れ対策をしたりすることは必須です(笑)
BLWのメリットは、親が食べている食事から、子供が食べやすそうな食材を赤ちゃんのテーブルにのせて与えるので、離乳食を別で準備する必要がないところです。
BLWは2001年くらいからイギリスのギル.ラプリー博士が薦め始めた離乳法で、2008年にトレイシー.ムーケットという方と本を出版しました。
ここでは簡単に紹介しましたが、もっと色々知りたい方は、BLWと検索したら、もっと詳しい情報を見つけることができますよ。
口を開けてくれないから離乳食が進まないと お悩みのあなた、思い切って赤ちゃんにに主導権を握ってもらうのもいいかもしれませんね。
まとめ
- 口を開けない時はスプーンの大きさを変えてみる
- 口を開けない時はスプーンの素材を変えてみる
- スプーンでの食べさせ方にはコツがある
- 口を開けない原因と対処法は離乳食の時期別で異なる
- 栄養は1日単位、1週間単位でバランスが取れたらOK
- 離乳食は赤ちゃんの成長に合わせて進めることが大切
- BLWという考え方の離乳食の進め方もある
離乳食で口を開けてくれないと、心配はたくさんあると思いますが、おおよそ2人に一人の赤ちゃんが離乳食を嫌がることがあるそうです。
舌触りや食べ方など母乳やミルクと違うので、赤ちゃんもきっととまどってしまうのでしょうね。
一般的な時期の目安で判断するのではなく、あなたの赤ちゃんの成長に合わせて離乳食を進めて、ご紹介した対処法を色々試してみてください。
もしそれがうまくいかなかったとしても、1日・1週間単位で栄養をとれたらOKとるという、リラックスした気持ちで過ごしてください。
心配しなくて大丈夫です。あなたの赤ちゃんが大きな口を開けて食べてくれる日がきっとすぐ来ます。
のんびり、赤ちゃんに合わせて、一生の間のほんのわずかしかない赤ちゃんとの離乳食タイムを楽しみましょう♪
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