離乳食もスタートしてしばらくたって、赤ちゃんの離乳食に生野菜はいつから食べさせられるの?!と気になっているあなた。
答えは、ズバリ離乳食に生野菜は食べさせても大丈夫ですが、離乳食初期の頃からOKという訳ではありません。
お悩みの多い離乳食…親子で少し慣れてくると、今度は「大人と同じ食事でもいい?」「生野菜はいつから食べてもいい?加熱はやっぱり必要?」といった新たな悩みが…。
そんなあなたに、生野菜をいつから食べさせたらいいのか、そのタイミングや注意点、生野菜デビューにおすすめの食材を紹介していきたいと思います。
この記事を読んで、離乳食に生野菜を上手に取り入れて、フレッシュなおいしさと栄養を赤ちゃんにも届けてあげましょう。
大人と同じ食事ができると、赤ちゃんもきっともっと笑顔になりますよ♪
離乳食で生野菜はいつから?目安と赤ちゃんのサイン!!
離乳食は加熱して与えるのが基本ですが、果物は離乳食中期くらいから生で食べられるものもありますよね。
では、生野菜は一体いつからだと安心して食べさせてあげられるのでしょうか?
生野菜を与える時期は1歳~1歳半を目安に
赤ちゃんの様子を見ながらになりますが、初めて生野菜にチャレンジするのは1歳~1歳半頃がおすすめです。
野菜を生で食べることのメリットは、豊富なビタミンや食物繊維をそのまま摂取でき事や、大人と同じ食事を食べられるので準備が楽になる事、など様々あります。
今までいろいろと工夫して調理してきたのが、そのまま提供できるようになると、負担がかなり軽くなり助かります。
そして生野菜は彩りがよく、食事の見た目が華やかになるのも嬉しいポイントです。
また家族で同じものを食べられるようになると、あなたも赤ちゃんも食事がさらに楽しくなるので、やはり生野菜は離乳食に取り入れたいですね♪
それなら、1歳になったしすぐに生野菜を離乳食に取り入れてみよう!!というあなた、少し待ってください。
1歳~1歳半が目安とはお伝えしましたが、赤ちゃんの成長にはやはり個人差があり、生野菜でお腹を壊してしまう赤ちゃんもいます。
目安の時期になった、他には具体的にどういう成長が見られたら、生野菜離乳食スタートのゴーサインが出ているのかについて、これからご紹介していきます。
具体的にはいつから?これが赤ちゃんからのサイン!!
1歳~1歳半が目安だけど、1歳を過ぎたらすぐに食べさせた方がいいの?
先ほど生野菜を初めて食べさせるのは、1歳~1歳半がおすすめとお話ししましたが、1歳を過ぎたからといってもちろん焦って食べさせる必要はありません。
では、具体的なタイミングはいつからでしょうか?
これからご紹介する3つのポイントを確認すれば、タイミングを迷わずに進められますよ!
≪1.赤ちゃんが生野菜に興味を示したら≫
大人が食べる生野菜に手を伸ばしたり、口を開けていたりしたら、赤ちゃんが興味を示しているサインです。
大人が生野菜を美味しそうに食べていると、赤ちゃんも「美味しそうだな、食べてみたいな♪」ときっと思いますよね。
息子もよく私の食事に手を伸ばして欲しがったりしていたので、そのたび、「早く同じものを食べて息子の喜ぶ姿が見たいな♪」と思っていました。
赤ちゃんが興味を示した時が、生野菜を始めるのに丁度良いタイミングといえます。
あなたの赤ちゃんの食べたいサインは、いつごろ出るのかとっても楽しみですね。
≪2.赤ちゃんが生の果物の味や食感に慣れて体調に変化が無かったら≫
生野菜に興味を示さない時は、まず甘くて柔らかい果物を与えてみるのはいかがでしょうか。
果物は柔らかくて、歯茎でも噛みやすいため、まずは生の果物から食べさせ始めてみるのもおすすめです。
しかし、生まれて初めての生の果物を食べた時、赤ちゃんが酸味や食感にびっくりしてしまう場合もあります。
私も息子に初めて生のオレンジをあげた時に、あまりにすっぱそうな顔をしていたので、思わず笑ってしまったという素敵な思い出があります。
そんな時は無理に食べさせることはせず、甘みの強いバナナやすりおろしりんごをあげてみるのもおすすめです!
生の果物をあげても、体調に変化がなく、赤ちゃんも味や食感になれてきたら、次に生野菜を少しずつあげてみましょう。
≪3.赤ちゃんに奥歯が生えてきたのを発見したら≫
生野菜は歯茎だけではすりつぶしにくいので、「奥歯が生えてきたら」というのも一つの目安になります。
まだ奥歯が生えていない赤ちゃんにとって、生野菜は歯茎ですりつぶしにくく、いつまでも口の中に残ってしまい、食べにくい食材です。
奥歯は、1歳を過ぎたころから生えてくる赤ちゃんが多く、上下の奥歯が生えそろうのは、1歳半頃です。
1歳を過ぎて前歯以外の歯が生えてきたら、生野菜にも少しずつチャレンジしてみてください。
離乳食で初めて生野菜をあげる時の注意点とは?!
これまで、生野菜をあげる時期は「1歳~1歳半を目安に」とお話しました。
今まで加熱してきた野菜を、加熱せず生で食べる時には、いくつかの注意点がありますので一緒に確認してみましょう。
離乳食を作る時になぜ加熱するかの理由は2つ!!
離乳食では加熱するのが基本ですが、そもそもなぜ加熱は必要なのでしょうか?
その理由は2つあるので、これから詳しく確認していきましょう。
≪1.赤ちゃんの消化を助けるために加熱している≫
赤ちゃんは消化器官が未熟なため、消化器官への負担が大きい生野菜を食べることで、消化不良を起こす可能性があります。
また奥歯が生えてくるまでは、細かく噛み切ることが出来ないので、消化に時間がかかることもあります。
つまり加熱すると、野菜などが柔らかくなるため、消化器官への負担を少しでも減らすことができるのです。
≪2.赤ちゃんは免疫力が低く体調を崩しやすいため加熱して殺菌≫
赤ちゃんはまだ小さくて免疫力が低いため、雑菌に負けやすいです。
雑菌は手やまな板、包丁、冷蔵庫の中でも繁殖していて、いろんな所から口の中に入る可能性があります。
もし大人が大丈夫だとしても、免疫力の低い赤ちゃんの口に雑菌が入ると、嘔吐や下痢などで体調を崩す場合があります。
加熱することは食材を殺菌するという役割もあり、赤ちゃんが安全に食事をする為にも必要なことなんです。
生野菜をあげる時の注意点は4つある!!
じゃあやっぱり離乳食の間は、必ず加熱してあげた方がいいの?
確かに加熱の重要性はお話ししましたが、ポイントを押さえれば野菜を生で食べても大丈夫です!
しっかり注意点を確認して、初めての経験を安心・安全なものにしましょうね。
≪1.野菜や調理器具・手はしっかり洗い、衛生面に気を付ける≫
食べさせる野菜はよく水洗いし、まな板や包丁などの調理器具も清潔なものを使用します。
包丁やまな板は小さな隙間に雑菌が入り込みやすいため、よく洗った後に熱湯消毒をしてから使用すると良いでしょう。
生肉や魚を切ったまな板は雑菌が繁殖しやすいため、生で食べる野菜や果物をなどを切る時に使うまな板とは分けてしておくと安心です。
また、手にもたくさんの細菌が付着しているので、調理前はしっかり洗い、調理中もこまめに洗うようにしましょう。
≪2.食べている時の赤ちゃんの様子をしっかり観察する≫
生野菜は、赤ちゃんが食べやすい大きさにカットして与え、しっかり噛んで食べられているかを確認しましょう。
しっかり噛まずに丸飲みしてしまうと、のどに詰まらせて窒息してしまう恐れがあります。
赤ちゃんがしっかり噛めているかどうか、食事の間は注意して観察するようにしましょう。
また、初めて生野菜を食べると、味や食感に驚いてしまう赤ちゃんもいると思います。
もし嫌がって泣き出した時には無理をせず、また別の日にチャレンジしてみましょう。
≪3.今まで食べていた食材でも食物アレルギーに注意≫
加熱した状態の時は食べても問題なかった野菜でも、生のままで食べるとアレルギーが出てしまう可能性があります。
食物アレルギーとは、摂取した食物が原因で体が拒絶反応を起こし、湿疹や蕁麻疹、嘔吐、呼吸器障害などの症状が現れることです。
また普段は症状が出なくても、体調が悪い時に原因の食物を摂取することで、食物アレルギーを引き起こす場合があります。
初めて生野菜をあげる場合は、体調の良い日に少量から始めるようにしましょう。
時間帯は食物アレルギーが出ても、すぐに受診できるように病院の空いている時間だと安心です。
≪4.生野菜を食べた後に消化不良は起こしていないか≫
赤ちゃんの消化器官は未熟なので、消化不良で下痢をする場合があります。
2歳くらいまでは消化器官が未熟なので、食べたものがそのまま出てきてしまうことがあります。
生野菜を食べた後は、消化不良を起こしていないか、下痢をしていないかしっかり様子を見るようにしましょう。
もし消化不良や下痢を起こした場合は、生野菜は一旦お休みして、体調の良い時にまた少量から始めてみてください。
それでも消化不良や下痢などの症状が続く場合には、病院を受診して、医師に相談するようにしましょう。
離乳食の生野菜は初めはトマトときゅうりがおすすめ!!
野菜によっては1歳~1歳半を目安に生野菜のままで食べられる、とご紹介してきました。
しかし、生野菜といっても、大人がサラダで食べている野菜をなんでも食べられるわけではなく、野菜によって赤ちゃんが食べやすいもの、食べにくいものがあります。
ここからは実際に私が息子に離乳食で生野菜をあげた時にパクパク食べた、おすすめの生野菜を紹介します。
赤ちゃんも喜ぶ野菜を選んで、楽しい生野菜デビューにしましょう!
離乳食の生野菜はトマトときゅうりからスタート!!
生野菜スタートはまずトマトときゅうりがおすすめです♪
どういったところがおすすめなのかこれからご紹介いたします。
≪トマト≫
トマトは身がやわらかく、赤ちゃんも食べやすい食材でおすすめです。
ただし、皮や種は噛みにくく、消化しづらいため取り除いてから与えましょう。
トマトの皮は、トマトに十字の切込みを入れた後、沸騰したお湯に数十秒入れ、冷たい水にさらすと、つるつるッと綺麗に皮がむけます。
皮をむいた後は赤ちゃんは種もとって食べやすい大きさに切ってあげましょう。大人はそのままでもドレッシングをかけても、美味しくいただけます。
ちょっとひと手間ではありますが、皮をむくと、大人もとっても食べやすいですよ♪
ミニトマトは小さいし、甘み持つよくておいしいから、赤ちゃんにぴったり!…と考えられるかもしれません。
しかしミニトマトを、切らずにそのまま与えると、のどに詰まってしまう可能性もあります。
4分の1ぐらいのくし形にカットしてから、あげるようにしてください♪
≪きゅうり≫
きゅうりはクセが少なく、水分が多いため食べさせやすいのでおすすめです。
最初は皮を取り除いてあげると、赤ちゃんも食べやすくなります。
またきゅうりの中心の方は柔らかくて食べやすい為、最初のころは厚めに皮をむいてからあげてもよいでしょう。
スティックにしてもよいですし、千切りにしてあげても食べやすいです。
赤ちゃんの頃からきゅうり大好きだった息子は、幼稚園児になった今では、丸ごと一本かじりついています(笑)
生野菜であげるのにNGなのは葉物野菜!!
レタスはサラダとしてよく食べられる野菜ですが、繊維が多いため離乳食の生野菜には向いていません。
またキャベツやセロリなどの葉物野菜も繊維が多く、歯ですりつぶしにくいため、消化不良も起こしやすいです。
そのため、葉物野菜は赤ちゃんの奥歯が生えそろい、消化器官も発達する2歳過ぎからあげるのがおすすめです。
また人参や大根も固くて噛みにくいため、しっかり奥歯が生えるまでは加熱して柔らかくしてからあげるようにしましょう。
葉物や根菜よりも、実の部分の野菜の方が柔らかく、赤ちゃんにはおすすめです。
まとめ
- 生野菜をいつから離乳食で食べられるかの目安は1歳から1歳半!!
- いつからの目安だけでなく赤ちゃんそれぞれの具体的なタイミングとしては3つある
- 離乳食の加熱には、赤ちゃんの体の負担を和らげる役割がある
- 生野菜をあげる時に注意することは4つある
- 初めての野菜はトマトときゅうりがおすすめ!
今回は離乳食でいつから生野菜をあげられるのかの目安や注意点、おすすめの生野菜などについて紹介しました。
赤ちゃんが生野菜を食べられるようになると、調理の負担も軽くなり、食事のバラエティーも豊かになり、みんなで同じものを食べると、よりおいしく感じますよね♪
私は仕事終わりに息子を保育園に迎えに行き、すぐに準備できる生のトマトを息子に出して、手づかみで食べている間に食事の準備をしていました。
あなたも離乳食期はたくさんのお悩みや不安もあるかもしれませんが、あなたと赤ちゃんが毎日笑顔で元気に過ごせれば100点満点です!
今しかない大切な時期を、美味しい生野菜を食べて元気に過ごしましょう♪
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