頚管障害とは

精子が必ず通過する子宮頚管に問題があって、生理が通過できなかったり、通過しにくい状態や、精子を異物とみなして抗体ができたり、進入を助ける粘液が不足したりする状態のことをいいます。

頚管粘液不全とは

排卵頃、精子が子宮内に入りやすいようにする頚管粘液が増加しますが、この頚管粘液の分泌が十分でない状態をいいます。 子宮頚管は、普段は子宮に細菌などが入らないように、バリアの働きをする分泌物を分泌しています。
そして排卵頃になると、頸管粘液という粘りのある分泌物が増加します。 この頸管粘液とは、精子が子宮頚管を通過する手助けをする分泌物です。 頸管粘液の分泌量が少ないと、妊娠しにくくなるのですが、排卵誘発剤のクロミッドを長期にわたって飲み続けていると、分泌しにくくなったり、子宮頚管に炎症などがあっても、分泌しにくいようです。
頸管粘液の分泌が十分かどうか調べる頸管粘液検査や、性交後に子宮頚管や子宮の中に、どれくらい精子がいるかを調べるフーナーテストによってわかります。

・治療法

頸管粘液の分泌が少なかった場合は、プレマリンなどの薬物療法で、ホルモン分泌を促します。

抗精子抗体とは

精子に対抗するような抗体が女性側にあり、膣内の精子の動きを悪くしたり、子宮頚管で精子をブロックしてしまうことをいいます。


・治療法

抗精子抗体は、軽い場合は特に治療をせず、タイミング指導で妊娠が可能です。 しかし、少しでも抗体の働きを弱くするために、排卵日以外の性交はコンドームを使用するようにすすめられます。
プレドニンなどの薬は存在しますが、薬で完全に抗精子抗体を抑える方法は、いまのところありません。 なかなか妊娠に至らない場合や、抗精子抗体の程度が強い場合は、人工授精を行い、それでもなかなか妊娠に至らない場合は、体外受精へ進みます。

頚管無力症とは

妊娠中期で(妊娠5~7ヶ月)、まだ子宮口が閉じていなくてはならない時期に、まったく自覚症状のないまま突然子宮口が開いてしまう病気を「頸管無力症」といい、流産や早産の原因の1つとされています。
数百人に1人の割合で、体質的に頸管が弱い人に起こるとされています。 自覚症状がないため出血するまで気がつかないことも。 ただ超音波検査で見つかることも多いので、さほど心配はいりません。


・治療法

もし頸管無力症と診断された場合は、早産の危険性があるため、特殊なテテープで頸管をしばる手術をした後、数日間入院をします。 その後、37週以後の正期産まで赤ちゃんの成熟を待ち、テープを抜いて自然のお産を待ちます。

にほんブログ村 マタニティーブログ 妊娠・出産へ