2歳の夜泣きは夜驚症の可能性も!?原因と向き合い方を徹底解説!!

子育て
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2歳のこどもが突然の夜泣き! 起こしてもあやしても目を覚まさない!
その症状、夜驚症かもしれません。


初めにお伝えしたいのは、夜泣きや夜驚症はずっとつづくものではない、ということです。


子供の成長とともに、いつか自然と落ち着いてきます。まずは安心してください。

そうはいっても、言葉もはなせる2歳児が突然夜中に泣き叫んだら、近所の人に虐待と思われないかハラハラしますし、何よりあなたも寝不足になりとてもつらいですよね。

実は、夜泣きは月齢によって原因や特徴が異なります。


この記事では2歳児ならではの夜泣きと夜驚症についてくわしく解説していきます。

2歳の夜泣きに悩んでいるあなた、ぜひこの記事をチェックしてみてください。


こころもからだも成長している証!と2歳の夜泣きと前向きにむきあえるようになりますよ

2歳は夜泣きも夜驚症も可能性あり!?その違いとは!?

まずおさえておきたいのは、2歳児はちょうど乳児期と幼児期が重なる時期であるということです。

そして、夜泣きと夜驚症の起こりやすい年齢を調べると以下のようになります。

  • 夜泣き…生後3か月位から1歳半までに起こりやすく子供によっては2歳すぎまで続く
  • 夜驚症…乳児期を過ぎた2歳から7歳位までの子供に起こりやすく、小学校高学年ぐらいまでに収まることが多い 

つまり、2歳の夜泣きは乳児期の夜泣きの延長とも、幼児期の夜驚症とも考えられるという特徴があるのです。

うちの子の症状は、夜泣きなの?夜驚症なの?と悩んでしまうのは、あなただけではないんです。

夜泣きと夜驚症を見分けるためには、まず症状が出ている時のお子様に声をかけてみましょう。

夜泣きと夜驚症では、症状が出ている時の眠りの深さが違うため、お子様の反応に違いがあります。

それぞれについて、これから詳しく見ていきましょう。

夜泣きは浅い眠りであるレム睡眠の時におこる

人の睡眠サイクルは浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。
これはいざという時、生き残るために体がそういう仕組みになっているためなんです。

夜泣きは浅い眠りの時に起こりやすく、突然泣き出して止まらないというのが特徴です。

乳児期は睡眠サイクルが出来上がっておらず、浅い眠りがひんぱんにやって来る為、夜泣きが続くことがあります。

夜泣きは浅い眠りの時におこるので、あなたが声をかけてあやしてあげたり、途中で電気をつけたりすると、なんかしらの刺激で目を覚まします。


本人も眠りが浅いつらさで泣いているので眠れるまで夜泣きが続く場合もあり、日中眠くなってしまうこともあります。

夜驚症は深い眠りであるノンレム睡眠の時におこる

夜驚症は、いわゆる”寝ぼけ”と同じものといっていいものです。

入眠後だいたい2時間くらいの深い眠りのときに突然、発症します。


他は熟睡しているのに、脳の感情をつかさどる1部分だけが起きている状態のため、混乱し、恐怖を感じて怯えている様子が特徴的です。

ギャーっと泣き叫んだり暴れたりすることや、心拍が速くなること、息がハアハアとなることもあります。

身体は起きていますが、頭は寝ている状態なので、あなたが起こしても、声をかけても、本人は深い眠りの中にいるので起きません。

治まるころに話しかけると、返事をしてくれることもあります。

症状は10分くらいでおさまり、そのあと何もなかったようにゆっくり眠ります。

深い眠りの時に発症しているので、本人が起きたときには、泣いたり叫んだりしたことを覚えていません。

夜泣きとちがい、日中睡眠不足で眠くなってしまうということもないようです。

どうしたらいい?夜驚症の受診の目安と気を付けること

夜驚症はほとんどの場合一過性のものであり、病的なものではありません。専門的な治療は特になく、知らないうちに治るものです。

ただ、本人も家族も精神的につらいなど何かしら支障がある場合、病気として対応され、漢方などが処方されます。

何より、お医者さんに相談することで不安も減り、あなたの心も軽くなることでしょう。

また、夜驚症以外にも別の病気の疑いもあるため、以下のケースがみられる場合は、一度小児科に相談してみましょう。

  • 症状が10分以上つづく
  • 呼吸が早くなったり、苦しそうで症状が重い
  • 特に理由なく毎晩おこる
  • 1回でなく、何回も目覚めて叫ぶ
  • 起き上がって歩き出す

特に、起き上がって部屋を出ようとしたり暴れたりする症状の場合は、周りの壊れやすいもを片づけておき、けがをしないようにして見守りましょう。

2歳児の特徴からわかる夜泣きの原因とは?

2歳の夜泣きの特徴がわかったところで、次に気になるのは2歳の夜泣きがどうして起こるのかということですね。

夜泣きは、お子様の睡眠リズムの乱れが原因となって起こります。


この睡眠リズムを乱れさせる原因を、2歳児の特徴からひも解いていきましょう。

2歳児はからだもこころもフル稼働している!

2歳になると身体能力も自我も発達し、いろいろなことが自分でできるようになり、記憶力も発達していきます。

その半面、うまくできない場合も多く、思い通りにならないという感情が記憶として残っていきます。

好奇心も旺盛になり、行動範囲も広がり、言葉の理解も急速に発達するなど、とにかく2歳児はからだもこころもフル稼働しているのです。

こういったパワー全開の2歳の子供の特徴から、夜泣きの原因として次のことが考えられます。

  • 生活リズムがみだれている
  • ストレスや興奮があふれだしている
  • 怖い夢をみた
  • 日中の運動不足
  • 環境の変化
  • 体調不良

これらの原因が眠りを浅くして、睡眠サイクルを乱れさせ、夜泣きにつながってしまいます。

あなたのお子様に当てはまる項目は見つかりましたか?

それでは、これからひとつずつ詳しくご紹介していきましょう。

生活リズムがみだれていることが原因で夜泣き

あなたやパートナーが遅くまで起きていて、子供も遅寝遅起きだったり、お昼寝が短すぎる、もしくは長すぎるなんてことはありませんか。


大人と比べると、まだまだまとまって睡眠がとれない2歳児は、お昼寝で疲れをリセットさせる必要があります。

お昼寝が短すぎたりできなかったりすると、起きている間に経験した記憶が整理しきれず、夜眠るときにあふれ出し、夜泣きにつながります。

またその反対で、お昼寝の時にやっと寝てくれたからと、夜のように部屋を暗くしてついつい長く寝かせてしまうことはありませんか?!

実は私も、子供の夜泣きで眠れなかった次の日、子供と一緒にカーテンをしめて昼じゅう寝てしまった経験があります。

もちろんその夜はまた夜泣きで寝てくれず、負のサイクルに陥ったことは言うまでもありません…。

こどもは、朝・昼・夜の区別がつかなくなり、生活リズムが乱れて混乱してしまうと、夜泣きにつながります。

あなたもお子様も一緒に正しい生活リズムを身に付けることが、夜泣きの解決には必要ですね。

ストレスや興奮があふれ出すことが原因で夜泣き

2歳になると体だけでなく、記憶力もどんどん発達していきます。

日中に体験したさまざまな記憶を頭の中で整理している時に、怖い不安な記憶が浅い眠りの時にあふれ出し、泣き出してしまうことがあります。


2歳児の特徴のところでふれたように、色々自分でできるようになり、やりたいのにうまくできないというのが2歳児です。

このうまくいかなかった日中のストレスや興奮を整理しきれなかった分、夜に泣き叫んで発散させているようです。

うちの子は保育園で遠足にいったり、お祭りがあったりなんかしら楽しんで興奮した日に、よく寝言を言って叫んだりしていました。

恐怖や不安だけでなく、楽しいことがあったときも記憶があふれ出し夜泣きになる場合もあるんですね。

夜泣きをした日は、あなたのお子様がたくさんの刺激や学びを受け取ってがんばった、という証でもありますね♪

怖い記憶が夢にでてきていることが原因で夜泣き

2歳児は怖いという感情も徐々に覚えていきます。

浅い眠りの多いこどもは夢を見やすく、日中になんかしら刺激を受けた怖い映像や記憶が夢になって現れてしまいます。

結果、夢と現実の切り替えもまだ未熟な2歳のお子様は、夜泣きをするということになります。

日中の運動量が少なかったことが原因で夜泣き

2歳児は運動能力も高まり、エネルギーいっぱいです。

雨で外遊びができなかったり、日中あまり体を動かさずに過ごしていると、エネルギーを発散できません。

その結果、夜の眠りが浅くなってしまい、夜中に目が覚めて泣き出してしまうことがあります。

日中に体をしっかり動かして、夜までにエネルギーをしっかり発散しておいてもらうことが、夜ぐっすり眠ってもらうためには、とても大切ですね。

様々な環境の変化や頑張ったことが原因で夜泣き

こどもが2歳にもなると、あなたもそろそろお仕事に復帰する時期かもしれません。

保育園に通い始めたり、下の子が生まれたり、あなたの実家にお泊りした、家の外で工事が始まった…なども、あなたのお子様にとってはとても大きな環境の変化です。

そういったことががきっかけで、夜泣きが続く場合があります。

断乳や卒乳をしようとすると、夜におっぱいがほしくて泣いてしまうということもあります。

小さなお子様がいつもと違う環境に適応しようとしたり、成長のために頑張っている結果が、夜泣きとして表れているというのもありますね。

体調が悪くてしっかり眠れないことが原因で夜泣き

体調が良くないからこそ、夜しっかり眠れなくて、夜泣きをしている場合ももちろんあります。

例えば、発熱、腹痛、鼻がつまっているなどの体調不良や、どこかかゆい、おなかが減った、おむつが気持ち悪いなどの不快を感じて泣いている可能性もあります。

オムツが気持ち悪いというのは、おむつ外れも近いといううれしいサインである可能性もありますね。

その他、呼吸がおかしくないかなど、いつもと違ったことがないかよく観察しましょう。

2歳の夜泣きと向き合うには?効果的な対処法

パワー全開で成長している2歳ならではの夜泣きの原因をみていくと、睡眠リズムを整えることがとても大切だとわかります。


次は、お子様がスムーズに入眠するために効果的な対処法をみていきましょう。

夜泣き対策のために日中から心がけること

あなたと2歳のお子様が、夜にぐっすり気持ちよく眠るためにできることがいくつかあるので、ご紹介いたします。

日中からできる夜泣き対策
  1. 朝は日の光を見る
  2. 体をたくさん動かす
  3. 昼寝をして記憶をリセットさせる
  4. 夜にスマホやテレビなどをみせない
  5. 寝る前は部屋を暗くしてゆったりすごす 入眠儀式をきめておく

《2歳児の理想的な1日の過ごし方》

体内リズムを朝日を見てリセットさせます。太陽がでていない雨の日は明るい電気でもいいでしょう。

カーテンを開けて明るいところで着替え、朝ご飯をしっかりたべます。

午前10時から12時という時間帯は、体が最も起きている時間なのでこの時間に外でしっかり体を動かしましょう。

この時間は、パワー全開2歳児の絶好のエネルギー発散タイムです。

ここでしっかり体を動かしておけば、おなかも減って昼ごはんもおいしくたべられます。

お昼寝はあまり部屋を暗くせず、決まった時間にして、決まった時間に起きましょう。

寝付けなくてもゴロゴロしているだけでもいいです。15時前には起きていましょう。

テレビやスマホなどの映像はこの時間に見せて、眠る前は見せないように注意しましょう。

夕食は眠る2時間前には済ませて、お風呂もできるだけ寝る1時間くらい前までにぬるま湯で入りましょう。

そして、21時までには部屋の電気を暗めにし、これをしたら寝るんだという入眠儀式をしてスムーズに睡眠に入れるよう促してあげましょう。

入眠儀式と言っても、その子にあったものひとつを決めて行うだけで大丈夫ですよ。

おすすめ入眠儀式
  • 絵本を読む
  • ぬいぐるみにあいさつ
  • 子守唄を聞かせる
  • 今日の思い出を話す
  • オルゴールや睡眠音楽をながす

なんだか1日時間に縛られて、いちいち時間を確認しながら行動するなんて、なかなかうまくはいかないと思ってしまうかもしれません。

少し時間がずれてしまっても、どこかでリセットし、できるだけ同じリズムで過ごすようにしてみましょう♪

生活リズムが整うと、1日をスムーズに過ごせて睡眠サイクルが安定し、夜泣きや夜驚症もおさまっていきます。

あなたもゆっくりできる時間がきっとできるはずです。

知っておきたいこどもの睡眠と生活リズムのこと

続いてご紹介するのは、睡眠と生活リズムについてです。

2歳児の理想的な睡眠時間は合計11時間から15時間といわれています。

幼児期にはいっているとはいえ、2歳児はまだまだ体力もないため、お昼寝はとても大切です。

このお昼寝は起きるまでいくらでも寝かせるというのではなく、目安は2時間くらいまでで、15時までには起きられるようにしましょう。

睡眠リズムを整えるには、生活リズムを整えることがとても大切です。


1日が24時間なのに対し、私たちの体内時計は24時間より少しのんびりしているため、段々とずれが生じてしまいます。

このずれが積み重なって、睡眠リズムの乱れとなって現れます。

この乱れを解消してくれる方法が、朝起きたら朝日をしっかり浴びる事なのです。

朝日の光を目に入れると、私たちの体内時計はリセットされるようになっており、光を見てから14時間後にだんだん眠くなるようにできているのです。

つまり、起床時間などの生活リズムを整えれば、夜決まった時間にスムーズに眠くなり、睡眠リズムも整うということにつながります。

夜ぐっすり眠って朝日を浴びると感情も安定し、集中力も高まるので、2歳児のイヤイヤが少なくなったり、更には免疫力アップも期待できます。

まさに、こどもの心と体の健康にとっていいことづくめですね♪

朝は日の光を浴び、食事や遊び、お昼寝、おやつ、お風呂などできるだけ決まった時間に行うようにしましょう。

夜は10時間くらい連続して眠れるよう、決まった時間に、落ち着いて眠れる環境で寝かしつけをしましょう。

そして、あなたもお子様といっしょに規則正しい生活リズムを意識することが大切です。

朝、昼、夜を身をもってお子様に体感させて、生活リズムを整えることが出来れば、夜泣きは徐々になくなってくるでしょう。

ママパパだってリラックス

これまで、夜泣きや夜驚症の原因や対処法をみてきましたが、これらはこどもの成長過程において、起こりうることであり、また終わりもきます。

体調など特に気になる点がないならば、寝言も、叫びも、涙も、おお~成長してるね~!!と向き合ってみるのもひとつの方法です。

あなたのお子様の、全力で過ごすかけがえのない1日を一緒に受け止めてあげましょう。

そのためには、あなたひとりで寝不足やストレスを抱え込まず、家族みんなで協力して向き合うことが大切です。

ゆっくりアロマのお風呂に入ったり、ときには1次預かりを利用したりして、ショッピングや、おしゃべりなど、すきま時間にあなたもリラックスして自分をリセットしていきましょう。

まとめ

  • 2歳は夜泣きと夜驚症どちらも起こる可能性がある時期
  • 夜泣きは浅い眠りのときにおこる
  • 夜驚症は深い眠りのときにおこる
  • 夜驚症は本人や家族に何かしら支障が出てくる場合は受診するのがおすすめ
  • 2歳児の夜泣きは、体も心もフル稼働した結果として睡眠サイクルが乱れることが原因
  • 2歳の夜泣きの対処法は、スムーズな睡眠に入れるよう生活リズムを整えることが大切
  • あなた一人で抱え込まず、リフレッシュしながら家族みんなで協力して向き合うのがおすすめ

2歳になるこどもが夜泣きや夜驚症をおこすことは、今そこにいるあなたの子が、全力で1日を感じて、全力で吸収しようとしている成長のあかしです。

「やりたい、でもできない!」、「怖い」、「興奮した!」など、1日中色々な感情を体験しまくった結果が夜泣きや夜驚症だと思うと、少し愛しいですよね。

夜泣きや夜驚症をおこしているお子さんの横で、今日1日これをしなかったからかしら、これをしたからかしらと自分を責めてしまうことは、どうかしないでくださいね。

スムーズにいかない日もあっていいんです。子供はいろいろな1日を積み重ねてすぐに大きくなります。

夜泣きも夜驚症も、あのときは大変だったのよと、その子の成長のエピソードとして懐かしく話せるときがきっとくるでしょう。

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