子宮奇形とは

生まれつき子宮の形が変わっていることをいいます。 子宮鏡検査や子宮卵管造影検査で、ほとんどの診断がつきます。 子宮奇形には様々な種類があり、程度が軽いものは自然妊娠も可能ですが、重度の子宮奇形の妊娠は困難です。

・子宮奇形の種類

重複子宮

子宮がふたつある状態で、不妊や流産の原因にもなりやすいのですが自然妊娠の可能性もあるので、そのまま様子を見ることが多いです。 膣も重複している場合は、膣中隔を切断する手術を行います。

中隔子宮

子宮の中がふたつに仕切られている状態で、習慣流産になりやすい傾向にあり、開腹せずに子宮鏡で手術できるので、手術を行うことが一番多い形です。

双角子宮

子宮の上部が角のような形になっている状態で、自然妊娠の可能性も高いです。 しかし不妊や流産の原因になっている場合は、手術を行います。

弓状子宮

子宮の上部が弓のようにしなっている状態で、軽度のものが多い形です。 妊娠や流産の影響が少ないので、様子を見ることがほとんどですが、他に原因がないのに妊娠しない場合は、中隔子宮と同じような手術を行うこともあります。

単角子宮

卵巣や卵管がひとつしかない状態で、手術で治すことはできません。 しかし、卵管や膣は正常のことが多く、通常は妊娠も可能です。

・治療法

流・早産を招きやすかったりもしますので、不妊期間や奇形の種類や程度を考慮し、子宮形成術を行います。

黄体機能不全とは

黄体機能不全とは 黄体ホルモンの分泌が不十分で、排卵が終わっても受精卵を受け止めるための子宮内膜が厚くならないことをいいます。。 黄体機能不全があると、受精卵が着床しにくくなってしまいます。
黄体機能不全は、高温期が9日以内と短いことから、おおよその診断がつき、数回の黄体期に、血液検査をすることで、正確な判断ができます。 高温期は14日間が理想ですが、少なくとも10日以上あるとよいでしょう。

・治療法

黄体ホルモンの濃度が低い場合には、黄体ホルモン剤を投与して治療したり、クロミッドなどを投与して、タイミング療法で様子を見たりします。

子宮内膜増殖症とは

子宮内膜増殖症とは 必要以上に子宮内膜が厚くなってしまい、受精卵が着床しにくくなることをいいます。 子宮内膜増殖症は、加齢とともに起こることが多く、放置しておくと、40代以上の女性に多く見られる子宮体ガンの原因となります。
また、脂肪の多い食生活や肥満なども関係してきます。


・治療法

不正出血をともなう子宮内膜増殖症は、 子宮ガン検査をした上で、子宮内膜を掻爬します。 不正出血をともなわない場合は、半年以上経過を見て、子宮内膜がどんどん厚くなっていくようであれば、子宮ガン検査と掻爬の手術をします。

子宮ガン(癌)とは

子宮ガン(癌)とは 子宮ガンは、不妊症と言うより、場合によっては命に関わります。 閉経期の女性に多い病気ですが、20~40代の女性がかかることもあります。

・治療法

ごく初期の場合であれば、ガン細胞を掻爬する手術をして、抗ガン剤による化学療法などを行い、妊娠に挑戦するという道もありますが、基本的には、ガンの転移を防ぐために、子宮全摘出手術が必要です。 子宮の全摘出手術を受けた場合、 非常に残念ではありますが、実子以外の道などを選択することになります。

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