ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のシャオビン・ワン教授率いる研究チームは、母親が妊娠中、血中葉酸濃度が低かった(1リットルあたり約20ナノモル未満)子どもは、より肥満になる可能性が高いとの所見を発表。

母親が肥満かどうかではなく、妊娠中の葉酸濃度が子どもの肥満リスクに影響するというのは、かなり衝撃的な研究結果だ。

今までの葉酸への認識

神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するために大切な役割を担っているので、DNAを構成している核酸やたんぱく質の合成を促進する、というはたらきを持つ葉酸を、最も細胞が成長する妊娠初期(妊娠12週まで)に十分摂取する必要があるとされていて、妊娠を望む女性、妊娠に気づいた女性は、食品だけでなく、サプリなどからも多く取り入れようとする栄養素。

肥満リスクを高めるのは

母親の葉酸レベルと子どもの肥満リスクの関係は、母親が肥満の場合もそうでない場合も同じだったのに対し、母親が肥満でも血中葉酸濃度が適切(少なくとも1リットル中20ナノモル)であれば、子どもが肥満になるリスクは43%減少。

過剰摂取は自閉症に繋がる?

葉酸の過剰摂取が、自閉症につながるかどうかの結論は出されていませんが、分娩時に母親の血中葉酸濃度が推奨レベルの4倍以上だった場合、正常値の母親に比べて子どもが自閉症スペクトラム障害になるリスクが2倍という研究結果がでたという。

細胞の機能にとって重要な役割の葉酸

ビタミンB9やフォラシンとしても知られる葉酸は、水溶性のビタミンB群の一種で、DNAやその他の遺伝物質の合成や細胞分裂などに必要なもの。
細胞の機能にとってきわめて重要であることを考えれば、葉酸の有無が子どもの代謝に影響を及ぼし得るという説明は説得力がありますね。

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