妊娠・出産の不安、電話で相談

 予期せぬ妊娠や、出産に不安を抱える女性の相談支援窓口「にんしんSOS東京」が活動を開始した。子どもの虐待や遺棄が相次ぐ中、東京都内の助産師らが「赤ちゃんもお母さんも守りたい」という思いで相談に乗り、必要な支援につなぐ。

 にんしんSOS東京は、都内の助産師や社会福祉士7人で設立。それぞれが、経済的理由で子どもを産み育てられなかったり、配偶者から性的暴力を受け何度も妊娠中絶を繰り返したりしている女性たちを見てきた。新生児を遺棄した女性の中には、誰にも相談できず出産したケースも多い。

 同団体は、母子で入居できるシェルターや特別養子縁組、貧困支援団体などにつなぎ、役所への付き添いなども行う。また中絶した女性の心理的ケアや性教育も必要に応じて行うという。メンバーがボランティアで運営し寄付などで活動費を賄う。

 同様の相談窓口は各地の自治体で設けられているが、時間が限られ電話相談のみで具体的な支援につなぎにくい課題もある。同団体は相談員が増えれば電話対応を24時間に拡大することも目指す。代表で助産師の中島かおりさん(44)は「適切な支援につながることで救われる赤ちゃんやお母さんがいる。長く活動を続けていきたい」と話した。通話料は相談者の負担。相談は毎日午後4時〜午前0時、電話(03・4285・9870)で受け付ける。【塩田彩】

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